ある日、警備員はふと思った
福岡市で日々、誘導棒を華麗に振り回しながら働く私、中年警備員(足腰ガタつき気味)。
ある日、信号待ちで立ちっぱなしのとき、ふとこう思いました。
「旅したい。誰にも気を使わず、うまいもん食って風呂入ってボーッとしたい。」
ということで、決定。
次の休みは一人旅。行き先は、あまりメジャーじゃないけど妙に気になっていた「広島県大竹市」に決定!
理由?直感!あと、「工場夜景がエモいらしい」っていう謎の口コミを見たから!
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テキトー旅の始まりは駅弁とコーヒーから
出発は福岡市博多駅。
新幹線で岩国方面へ向かい、大竹駅で下車。途中、乗り継ぎのときに食べた駅弁の唐揚げ弁当がすでに感動レベル。
「え、今日もう旅のピーク来た?」って一瞬焦りました。
が、本番はここから。大竹市、さぁ見せてくれその本気!
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観光名所でテンションが爆上がりする警備員
まず向かったのは三倉岳(みくらだけ)。
大竹市民の誇りとも言われる絶景スポットで、岩肌がゴツゴツ、まるで自然が作った巨大な守衛所。思わず敬礼ポーズ。誰もいないけど。
頂上まで登る元気はなかったけど、登山口周辺の散策だけでもかなり気分は爽快!
途中すれ違った登山者のおばちゃんと「警備員さんも登るん?」って笑い合うほのぼの交流。癒し。
その後、亀居城跡へ。歴史好きじゃなくても感動する静かな空気と広がる瀬戸内海の景色。城跡から見る海がもう、エモの極み。
さらに晴海臨海公園では、夕陽を背に一人でブランコ。
「中年警備員、童心に返るの巻」です。通報されなくて良かった。
今夜の宿は温泉付きの隠れ家
本日の宿は、大竹市にある和風旅館。
チェックイン時、「お仕事で?」と聞かれたので「いや、心の癒し業務です」と答えたらスタッフさん大爆笑。
部屋に入ると、畳の香りがズーンと来て、警備モード完全オフ!
夕暮れ時に入った温泉の露天風呂はもう…最高。
岩風呂の湯けむりの中で「ここがオレの守るべき現場かもしれない」とつぶやいてました。
大竹グルメで胃袋歓喜!
夕食は宿の食事処で牡蠣の土手鍋に感動の嵐。
濃厚な味噌と牡蠣のうまみがガチでやばい。「警備棒より箸の方が軽いわ!」とツッコみながら爆食。
続いて、大竹たけのこご飯も登場。これがまた…ホッとする味。しみじみ「やっぱ和食って日本人の心やな」と呟いて、我ながら渋すぎた。
さらに、地元のおばちゃんが作った漬物がうまくて、おかわりしすぎて「食べ過ぎ注意報」発令。
でもいいの、旅だから!
地酒にやられて寝落ち寸前
夕食のお供にはもちろん地元の日本酒!
今回飲んだのは**「金光酒造」の賀茂金秀(かもきんしゅう)**。これが、甘すぎずキリッとしてて最高。
「これは…交通誘導のあとの一杯に最適やな」
と意味不明な感想を言いながら、二合飲んで気持ちよく布団へダイブ。警備員、完全に沈没。
お土産選びも真剣勝負!
翌朝はチェックアウト後、大竹特産品直売所たけちゃん市場へ。
ここがまたヤバい。お土産が魅力的すぎて財布の警備が緩んだ!
買ったのは、
・たけのこ加工品(煮物、メンマ、チップス)
・手作り味噌
・オリジナル工場夜景マグカップ(完全に衝動買い)
・大竹市限定の日本酒小瓶セット(絶対うまいやつ)
気づけばカバンがパンパン。警備員、背負うリュックの重みによろけながらも笑顔。
旅行ルートはゆるっとテキトー
今回の旅ルートは以下の通り。
福岡市 → 博多駅 → 新幹線で広島駅 → 山陽本線で大竹駅 → 大竹市内をバス&徒歩で観光
道中は基本「なんか気になる方向に歩く」という迷子上等スタイル。でも、スマホがあるから大丈夫。
警備の現場では慎重派でも、旅はノープランが一番楽しいという新発見です。
最後に警備員からひと言
というわけで、広島県大竹市の一人旅は、
自然よし!温泉よし!メシうまし!酒うまし!人やさし!
と五拍子そろった大当たりの旅でした。
帰りの電車で、「明日からまた立ちっぱなしやけど、オレにはこの旅の記憶がある」とニヤけながら眠りました。
次はどこ行こうかなぁ…と妄想しつつ、また大竹に戻る日を密かに誓ったのでした。