日々、緊張感のある職務をこなす警備員という仕事。福岡市に住む私にとって、心の余白を取り戻すための旅は、なくてはならない時間です。今回は、富士山のふもとに広がる静岡県御殿場市へ一人旅に出かけてきました。日常を少しだけ離れ、澄んだ空気の中で感じた癒しを、皆さんにもお届けできればと思います。
富士山が見守るまち 静岡県御殿場市へ
福岡空港から飛行機で静岡へ。そこから電車とバスを乗り継ぎ、御殿場市へと足を運びました。御殿場といえば、富士山の絶景が有名ですが、それだけではありません。自然、食、温泉、文化が一体となった、癒しの宝庫のようなまちです。
まず最初に向かったのは、御殿場高原時之栖(ときのすみか)。広々とした敷地の中には、天然温泉や美しい庭園、レストラン、ショップなどが点在し、歩くだけでも心が和みます。温泉に浸かりながら眺める富士山は、まるで絵画のような美しさで、何もかもがすーっと溶けていくような感覚でした。
穏やかな気候と澄んだ空気が心をほぐす
私が訪れたのは初夏の頃。御殿場市の気候は涼やかで、特に朝晩は過ごしやすく、澄んだ空気が身体の芯まで届くような感覚がありました。昼間は20度前後で快適。街のあちこちに咲く季節の花々が、そっと彩りを添えてくれます。
富士山の麓という立地もあってか、風がとても清らかで、どこにいても「深呼吸したくなる」ような空間が広がっていました。自然の中で静かに過ごすことで、体だけでなく心の奥底までもほぐされていくのを感じました。
心まであたたまる御殿場の料理を味わう
旅の楽しみのひとつは、なんといっても食事。御殿場市には、地元ならではの食材を生かした料理がたくさんあります。中でも私の心を掴んだのは、御殿場高原ビールの直営レストランでいただいた地ビールとソーセージのセット。香ばしくジューシーな味わいに、身体の疲れも癒されました。
また、富士山麓牛のすき焼きや、静岡名物の黒はんぺん、山の幸をふんだんに使った田舎料理も絶品でした。どの料理にも素朴さと温かみがあり、「旅先でこんなにほっとする食事ができるなんて」と、心から思えた瞬間でした。
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心に残る観光名所を静かに巡る
御殿場プレミアム・アウトレットは有名ですが、私はあえて人の少ない静かな場所を巡ることにしました。まず訪れたのは、秩父宮記念公園。整備された庭園と歴史ある建物、そして富士山を望む絶好のロケーション。ベンチに腰掛けてぼーっとするだけで、時間がゆったりと流れていきます。
次に向かったのは、箱根外輪山の裾野にある「東山旧岸邸」。昭和の趣を残す建築と静寂に包まれた空間が、まるで時間旅行をしているかのような気分にさせてくれました。
どの場所も、派手さはないけれど、静かで丁寧な時間が流れていて、日頃の喧騒を忘れさせてくれる「癒しの場所」ばかりでした。
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御殿場で見つけた優しいお土産たち
旅の最後には、思い出と共に持ち帰るお土産を選びました。まず手に取ったのは、富士山型の陶器に入った地元産の茶葉。香りがとても優しく、家でも御殿場の空気を思い出させてくれそうです。
さらに、地元の牛乳や卵を使ったプリンや、富士山を模したお菓子も購入しました。どれもパッケージが丁寧で、誰かに贈りたくなるような温かみのある品ばかりでした。自分のために、そして大切な人のために、そっと手にしたくなる、そんなお土産です。
福岡からの一人旅ルートも快適でおすすめ
今回の旅は、福岡空港から静岡空港までのフライト、そして御殿場駅までのアクセスで構成されました。静岡空港から御殿場まではバスや電車で約2時間ほど。少し遠く感じるかもしれませんが、その道中もまた旅の醍醐味。車窓からの景色が美しく、まったく退屈することはありませんでした。
また、新幹線を利用する場合は、静岡駅や三島駅経由でのアクセスも可能。自分のペースに合わせてルートを選べるのも、御殿場旅の魅力のひとつです。
癒しをくれる御殿場市で、また自分に戻る旅を
御殿場の旅は、私にとって“原点回帰”のような時間でした。警備の仕事で張りつめた心を、静かに、そしてやさしく解きほぐしてくれる場所。それが、御殿場でした。
美しい風景、あたたかい料理、清らかな空気、穏やかな人の流れ。すべてが、自分をゆっくりと癒してくれるものでした。
また明日から頑張ろう。そう思わせてくれる旅先が、ここにはあります。皆さんもぜひ、自分自身を癒すために、静岡県御殿場市への一人旅を計画してみてはいかがでしょうか。