福岡の警備員の一人旅No.368 福岡市に住む警備員の一人旅で訪れた癒しの街 山形県新庄市の観光名所と郷土料理に包まれた心あたたまる旅の記録

旅行

福岡市に住む私は、忙しい日々の合間を縫って、ひとときの癒しを求めて山形県新庄市へ一人旅に出かけました。歴史と自然が溶け合い、どこか懐かしさを感じさせるこの地は、まさに心をゆるめる旅にぴったりの場所です。



新庄駅から始まるゆるやかな時間

新幹線を降りて新庄駅の改札をくぐると、澄んだ空気とやわらかな陽射しが出迎えてくれました。東北特有のゆったりとした時間の流れに身をまかせるだけで、福岡で感じていた肩の力がすっと抜けていくようでした。



新庄市の天気は、旅の数日間は晴れたり曇ったりと穏やかで、暑すぎず寒すぎず、歩くのにちょうどいい気候。春から初夏にかけてのこの時期は、木々の緑が目にまぶしく、川のせせらぎと鳥のさえずりが心にしみわたります。



歴史と文化にふれる観光名所の数々

まず足を運んだのは「最上公園」。かつての新庄城跡に整備された公園で、広がる芝生と緑、そして園内に残る石垣や堀が歴史を静かに語ってくれます。朝の時間に訪れると、近くの保育園児たちの笑い声が響いていて、自然と頬がゆるみました。



「新庄ふるさと歴史センター」では、新庄藩や最上川水運の歴史にふれることができ、まるでタイムスリップしたかのような体験ができます。展示されていた昔の道具や衣装を眺めていると、自分の中の時間もゆったりと流れていくのを感じました。



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地元の人々に愛される郷土料理のやさしさ

旅の楽しみといえば、やはり地元の味。新庄市の「鳥もつ煮」や「納豆汁」、そして名物の「板そば」はどれも素朴でどこか懐かしい味わいでした。特に板そばは、しっかりとしたコシと香りの強いそばで、冷たいつゆとともにいただくと、身体中に爽やかさが広がっていきます。

地元の小さな食堂で、にこやかに接してくれた店主との会話もまた、旅の大切なスパイス。どの料理も手間を惜しまず、心を込めて作られているのが伝わってきました。



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新庄市で出会った優しいお土産たち

旅の終わりには、お土産選びをゆっくりと楽しみました。新庄市といえば「新庄漬」が有名。地元の野菜を丁寧に漬け込んだ味わいは、どこかほっとする家庭の味です。そして、手作りの木工品や陶器も多く、どれも優しさがにじみ出る品ばかりでした。

私は、地元の工房で見つけた木彫りの小さなフクロウの置物を購入。警備員という仕事柄、無事故無災害を願う意味も込めて、帰宅後もデスクに飾っています。



福岡から新庄への心温まる旅行ルート

今回の旅では、福岡空港から仙台空港まで飛び、そこからJRで新庄駅へ向かうルートを選びました。乗り継ぎもスムーズで、移動中も車窓からの景色をのんびりと楽しめました。特に仙台から新庄までの間は山々が連なり、東北の自然美を感じるには最高の区間です。

このルートは、時間に追われる日常からそっと距離を置き、心と体を解きほぐすのにちょうど良い道のりだと感じました。


旅の終わりに感じたこと

山形県新庄市の旅は、どこまでも穏やかで、心の奥底まで染みわたるような癒しを与えてくれました。人のあたたかさ、自然の美しさ、食のやさしさ、すべてが調和し、気がつけば自分の中に静かな元気が満ちていたのです。

またきっと、季節を変えて新庄の地を訪れたい。そんな気持ちを胸に、私は福岡へと帰路につきました。