福岡の警備員の一人旅No.300 福岡市に住む警備員が見つけた心のオアシス 新潟県南魚沼市で過ごす癒しの一人旅と絶品料理と観光名所を巡る贅沢な時間

旅行

新潟県南魚沼市。そこは、まるで時間がゆっくりと流れているかのような穏やかで優しい風景が広がる土地です。福岡市で警備員として働く私は、日々の仕事の中で積み重なる疲れを癒すため、一人でふらっとこの地を訪れました。訪れてみてわかったのは、南魚沼市には観光名所だけでなく、身体も心もほぐれるような美味しい料理、やわらかな天気、人のぬくもり、そして旅の思い出になるお土産があふれているということです。

この一人旅が、皆さんの癒しのきっかけとなれば幸いです。



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八海山と雲海の絶景に包まれて
まず訪れたのは、南魚沼市の象徴とも言える名峰「八海山」です。ロープウェイで登った先には、雲海に包まれた幻想的な風景が広がっていました。眼下には緑のじゅうたんのような田園風景が広がり、遠くには魚沼の山々が穏やかに連なります。

頂上付近の空気は澄みわたり、深呼吸をするだけで身体が軽くなるような感覚に包まれました。山の静けさと鳥のさえずりが心地よく、自然の中でただ「いる」ことの贅沢を感じることができました。



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魚沼の米と清流が育む美味しさを堪能
旅の楽しみといえば、やっぱり食事です。南魚沼市といえば「魚沼産コシヒカリ」が有名ですが、そのお米が本当に別格の美味しさでした。

宿の朝食で出された炊き立てのコシヒカリは、湯気とともに甘く香り立ち、一口食べるとふわっと広がる甘みと弾力に感動しました。おかずは地元産の野菜を使った煮物や、名物の「けんちん汁」、そして鮎の塩焼き。全体のバランスも優しく、体の芯から温まるような料理でした。

夜には地元の居酒屋で「へぎそば」や「南魚沼ポークの炙り」も味わい、日本酒「八海山」のぬる燗とともにゆっくりといただきました。何より、店主の穏やかな笑顔が心に沁みました。



静かな町並みをゆく癒しの散策
日中は、石打や塩沢といった地区の町並みをのんびりと歩きました。塩沢宿の牧之通りは、昔ながらの町家が立ち並び、情緒あふれる風景が広がっています。

通り沿いにある和菓子屋さんで食べた「酒まんじゅう」は、ふんわりと日本酒の香りが広がる優しい甘さで、歩き疲れた身体をそっと癒してくれました。

通りを抜けた先にある清津川のほとりでは、鳥の声と水の音が重なり合い、ただ座っているだけで心が整っていくようなひとときを過ごしました。



天気が優しさをくれる土地
私が訪れたのは、秋の終わり。南魚沼市の空は、優しい曇り空から柔らかな陽が差し、時折山にかかる霧が静けさを演出してくれました。

朝晩の冷え込みと日中のやわらかな陽光のコントラストが美しく、天気そのものが癒しの風景を作ってくれるようでした。晴れた日の八海山、曇り空の塩沢宿、そして小雨の中に佇む田んぼの風景。それぞれが違った顔を見せてくれます。



心を込めて選んだ旅のお土産
旅の終わりには、地元のお土産を求めて「道の駅 南魚沼」へ。お米はもちろん、八海山の酒粕を使ったスイーツや地元の笹団子、織物で作られたポーチなど、見ているだけでほっこりするような品が揃っています。

私は、八海山のミニボトルと、塩沢紬を使ったコースター、そして母に笹団子を買って帰りました。旅の記憶を持ち帰ることで、日常の中でもふと癒される瞬間が増えるように思います。



私の一人旅ルート
福岡空港から新潟空港までは飛行機で約1時間半。そこから新潟駅までバスで移動し、上越線に乗って六日町駅へ。駅からはレンタカーを借りて、八海山、塩沢、石打などを巡るルートを取りました。

それぞれのエリアは近く、車ならどこも30分以内で移動できるので、のんびりとした時間を過ごしながらも効率よく観光を楽しめます。



一人だからこそ感じられる癒しの深さ
この南魚沼市の旅を通じて、私は「静けさ」という贅沢を存分に味わいました。一人だからこそ、風の音に耳を傾け、料理の味を深く噛み締め、出会った人々の優しさに素直に感動することができました。



忙しい日常を離れ、ただ「ぼーっと」過ごす時間。そんな贅沢を、南魚沼市は静かに、優しく受け入れてくれました。

またいつか、心が疲れたときには、きっとこの地を再び訪れると思います。