福岡の警備員の一人旅No.262 福岡市に住む警備員の一人旅で出会った香川県東かがわ市の数多くの癒しの観光名所と美味しい料理と心和む天気と心温まるお土産と思い出深い旅行ルートの記録

旅行

仕事に追われる日々の中で、ふと心に浮かんだのは「静かな場所でゆっくりとした時間を過ごしたい」という願いでした。福岡市で警備員として働く私は、自分を取り戻すための一人旅を計画しました。選んだ旅先は、香川県の東の端に位置する東かがわ市。豊かな自然と文化が息づくこの町には、日常を忘れさせてくれる数々の癒しがありました。この記事では、そんな東かがわ市で出会った風景や味、人とのふれあいをたっぷりとご紹介していきます。



国内旅行の格安予約なら【ビッグホリデー】

心を静かに包む観光名所との出会い

旅の最初に訪れたのは「引田の町並み保存地区」。昔ながらの白壁と瓦屋根の街並みが残るこのエリアでは、まるで時がゆっくりと流れているかのような不思議な感覚を味わいました。古い町家を改装したカフェで一息つきながら、柔らかな陽射しと人の温かさに包まれたひとときは、まさに心のデトックス。



エアトリ国内ツアー

続いて向かったのは「しろとり動物園」。ここは動物たちとの距離がとても近く、特にヤギやカピバラとのふれあいは、どこか心をほぐしてくれる優しさに満ちていました。子どもたちの笑顔と動物たちの素直な仕草に触れ、自分の中の凝り固まった何かがゆっくりほどけていくのを感じました。

「大坂峠展望台」から眺める瀬戸内海もまた格別でした。澄み切った青空と海のきらめき、遠くに見える島々。誰にも邪魔されず、ただ静かに海を眺めている時間は、言葉にできないほどの癒しをくれました。



東かがわ市のやさしい味にほっとする

東かがわ市には、心と体にやさしくしみわたる料理もたくさんあります。まずいただいたのは「手延べそうめん」。地元の名産で、つるりとした喉ごしとコシのある食感がたまりません。昔ながらの製法で丁寧に作られた一品は、食べるたびに職人さんの想いが伝わってくるようでした。



また、地元の海で獲れた新鮮な魚介も見逃せません。特に感動したのが「ハマチのお造り」。ぷりっとした歯ごたえと濃厚な旨味が口いっぱいに広がり、海の恵みをしっかりと感じました。素朴で誠実な味わいが、まさにこの町らしさを表しているようでした。



やさしく包む空と風と天気の話

私が東かがわ市を訪れたのは5月初旬。春の終わりと初夏のはじまりが交差するこの時期は、空気が澄み、どこかやわらかな風が吹いていました。朝はひんやりとしていて、鳥のさえずりが心地よく耳に残り、昼はぽかぽかとした陽気に包まれて、まるで自然に抱かれているような気分でした。

特に印象的だったのは、夕暮れ時の空の色。引田港から見るオレンジとピンクが混じる空は、なんとも言えない美しさで、じっと見つめているだけで涙が出そうになるほどでした。自然と心が整っていくのが、自分でもはっきりと分かりました。



旅の思い出を連れて帰るお土産たち

旅の締めくくりに立ち寄ったのは、地元の特産品が並ぶ「道の駅 しろとり」。ここで見つけたお土産は、どれも心がこもっていて、まるで東かがわ市のやさしさそのもの。

まず手に取ったのは、名産の「てぶくろ」。東かがわ市は手袋の町として有名で、丁寧に縫製された手袋は手にしっくりなじみ、長く使える一品でした。また、地元の柑橘を使った「ゆずジャム」や、讃岐和三盆の上品なお菓子もおすすめ。どれも贈る相手の笑顔を思い浮かべながら選びたくなる、心あたたまる品ばかりです。



心ほどける旅のルートとその時間

今回の旅は、福岡市から新幹線で岡山駅へ向かい、そこからJRで高松駅、さらに乗り換えて引田駅へと向かいました。列車の窓から見える風景は、だんだんと都市から自然へと移り変わっていき、それだけで心が軽くなるような感覚がありました。

東かがわ市内ではレンタサイクルを利用しました。海沿いや町中をゆっくりと走ることで、旅先の空気を肌で感じることができ、寄り道も自由気まま。時間に追われない一人旅ならではの贅沢です。



おわりに

東かがわ市で過ごした数日間は、ただ観光地を巡っただけではない、「心を取り戻す旅」でした。穏やかな風景、あたたかい人々、やさしい料理、澄んだ空気、そして素朴な手土産。すべてが私を癒し、リセットしてくれました。

福岡へ戻る車中、ぼんやりと窓の外を見ながら、「またここに帰ってこよう」と自然と思っていました。日常に戻っても、あの静かな時間が心の中に流れていて、少しだけ前を向く力をくれます。

警備員として、また頑張るために。そんな力をくれる旅でした。香川県東かがわ市、本当にありがとうございました。