穏やかな休日。福岡市に住む私は、仕事の合間を縫って心と身体を癒すため、一人で神奈川県南足柄市を訪れることにしました。自然と歴史が融合したこの町には、静かな時間が流れていました。警備員という仕事柄、日々人の流れや緊張感の中で過ごすことが多いため、この旅ではとにかく“癒される”ことを第一に選びました。
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箱根外輪山に抱かれる大自然の中で
南足柄市は、箱根外輪山のふもとに広がる静かな町です。まず足を運んだのは「夕日の滝」。水の音と鳥のさえずりだけが響くその場所は、心が自然と整っていくような感覚を覚えました。滝のしぶきが顔にかかるたびに、日常の疲れが洗い流されるようです。
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その後は「大雄山最乗寺」へ。杉の巨木が立ち並ぶ参道をゆっくりと歩いていると、まるで時が止まったような静けさに包まれます。境内では数人の参拝客が手を合わせており、その空気に混ざって私も自然と手を合わせていました。
南足柄の天気がくれた癒しの光
私が訪れたのは春先の平日で、南足柄市は晴天に恵まれていました。気温は20度前後と穏やかで、どこを歩いても爽やかな風が頬を撫でます。花々が咲き誇る中、のんびりと歩くだけで心がほどけていくのを感じました。
地元の味にほっとする
旅の途中で立ち寄ったのは、地元で評判のそば屋「いろり庵」。手打ちのそばは香りが豊かで、喉越しも滑らか。山菜の天ぷらも季節感たっぷりで、身体の芯から癒されるような美味しさでした。
また、足柄茶のカフェでは香ばしいほうじ茶ラテと抹茶スイーツをいただきました。窓際の席に座って外の緑を眺めながら、ゆっくりとお茶を啜る時間は、何にも代えがたい贅沢です。
心をこめて選ぶ南足柄のお土産
旅の終盤には道の駅「足柄・金太郎のふるさと」へ。ここでは地元の農産物や手作りの和菓子、お茶などが並んでいて、お土産選びにも心が弾みます。私は、自宅で楽しむための足柄茶と、職場へのお土産にかわいらしい金太郎まんじゅうを選びました。
一人旅だからこそ感じる静かな幸福
今回の旅では、南足柄市の自然・文化・食・人の温かさすべてに癒されました。旅行ルートは、伊豆箱根鉄道で小田原から大雄山駅まで行き、そこから徒歩とバスで各地を巡るルートを取りました。移動の途中ものんびりとした風景が広がっていて、どこか懐かしい気持ちに包まれました。
一人旅は誰にも気を遣うことなく、自分のペースで過ごせるからこそ、心の奥に溜まった疲れまでじんわりと溶かしてくれます。
南足柄市は、決して派手な観光地ではありませんが、だからこそ見つかる本当の癒しがあります。次の休みも、またこの町に足を運びたくなりました。