福岡の警備員の一人旅No.248 福岡市に住む警備員の一人旅が見つけた本当の癒しと温もりを感じる場所 神奈川県茅ヶ崎市で巡る観光名所と料理とお土産と天気と心ほどける旅行ルートのすべて

旅行

湘南の風がそっと吹き抜ける街、神奈川県茅ヶ崎市。今回は福岡市に住む中年の警備員である私が、静かに心を休めたくて一人で訪れたこの街で感じた癒しの旅の記録をお届けします。

海の街といえば明るく賑やかなイメージがありますが、茅ヶ崎はどこかほっとする静けさとやさしさに包まれた場所でした。一歩足を踏み入れれば、そこには地元の人々の穏やかな暮らしと、旅人を包み込む自然と文化が広がっていました。



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湘南の潮風に迎えられて 茅ヶ崎駅から始まるゆったり旅
福岡空港から羽田空港を経由し、品川駅から東海道本線に揺られて茅ヶ崎駅へ。到着したのは午前10時頃。春の陽気が心地よく、天気は快晴。優しい太陽の光がホームを包み、すでに癒されるような感覚がありました。

駅前はこぢんまりとして落ち着いており、観光地然とした華やかさよりも生活のぬくもりを感じます。この静けさこそ、一人旅にぴったりなのです。



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サザンビーチちがさきで過ごす穏やかなひととき
まず訪れたのは「サザンビーチちがさき」。駅からゆっくり徒歩で20分ほど。途中にあるカフェや地元のパン屋に寄り道しながら、のんびりと向かいました。

浜辺に到着すると、広がる青空と静かな波の音。春の海風がやさしく頬をなでて、心がスッと軽くなります。海を眺めながらベンチに腰掛けると、何もしない時間がこんなにも贅沢だと感じました。

遠くに見えるえぼし岩とサザンCのモニュメントは、茅ヶ崎を象徴する景色。観光名所でありながら、どこか懐かしい風景に思えて、ずっと眺めていたくなりました。



熊澤酒造で味わう和の癒しとクラフトビールの香り
午後は「熊澤酒造」へ。茅ヶ崎駅からバスで15分ほど、のどかな住宅街の中に佇む酒蔵です。ここでは日本酒だけでなく、クラフトビールの醸造も行われており、併設のレストランで地産地消の料理とともに味わえます。

木の香りがする建物の中で、丁寧に作られた定食をいただきました。野菜の天ぷら、地元米のごはん、そして「湘南ビール」の芳醇な味。ひと口ひと口が、まるで自分を大事にする時間のようでした。



茅ヶ崎の天気がもたらす癒しの空気
今回の旅で改めて気づいたのは、茅ヶ崎の気候の心地よさです。日差しはあたたかく、風は優しく、空気が澄んでいる。空を見上げるだけで、自然と深呼吸したくなるような、そんな空間がこの街にはあります。

朝は澄んだ青空、午後には少し暖かさを増した風、夕方にはほんのり赤く染まる水平線。天気が心のコンディションまでも整えてくれるように感じました。



地元グルメに舌鼓 湘南しらすと茅ヶ崎カレー
茅ヶ崎といえば「湘南しらす」。新鮮なしらす丼を出すお店が点在しており、今回は「網元料理あさまる」で贅沢なしらすの二色丼を注文。ふわふわで甘みのある生しらすと、釜揚げのしっとり感が絶妙に合わさり、まさに海の恵みをいただく幸せを感じました。

また、「茅ヶ崎カレー」として地元で親しまれているスパイシーな創作カレーも人気。優しい辛さと香ばしいスパイスが心地よく、旅の疲れをそっと癒してくれました。



心を込めて選ぶ茅ヶ崎のお土産
旅の終わりには、心に残るものを手元にも。駅ナカや熊澤酒造で購入できる「湘南ビール」や地元の米を使った「純米酒」、そして地元作家が手掛けた陶器やガラスのアクセサリーは、どれも温もりがありました。

特に「えぼし焼き」と呼ばれる焼き菓子は、ほのかな甘みと優しい口どけで、お土産にぴったり。旅の記憶がふとよみがえる、そんな存在になってくれそうです。



心ほどける旅行ルートで見つけた本当の自分
福岡からの一人旅は、行き先が神奈川県茅ヶ崎市というだけで、あとは何も決めずに始めました。ですが、何気ないルートをゆっくりと歩き、風を感じ、ご飯を味わい、人とすれ違い、空を見上げる。



そのすべてが、日々の緊張を少しずつほどいてくれました。警備という仕事柄、常に神経を張っている私にとって、こうした「緩む時間」は本当に貴重です。

茅ヶ崎の旅は、派手さはないけれど、確かに心を満たしてくれるものでした。次はまた別の季節に、同じ道を歩いてみたい。そう思えるほど、穏やかであたたかい一人旅でした。