福岡の警備員の一人旅No.244 福岡市に住む警備員が一人で訪れた癒しの神奈川県小田原市の旅と数多くの観光名所と料理とお土産と心に残る旅行ルートの記録

旅行

福岡市に暮らす私は、日々の警備の仕事の合間にふと思いました。「都会の喧騒から離れ、静かな場所で心と体を癒したい」と。そんな思いに導かれ、私は神奈川県小田原市へと一人旅に出かけました。

新幹線を乗り継ぎ、東京を経由して小田原駅へ。降り立ったその瞬間、潮の香りと心地よい風が出迎えてくれました。ここから、私の癒しの旅が始まります。



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小田原城で歴史の風を感じる
まず訪れたのは小田原の象徴とも言える小田原城です。緑豊かな公園の中にそびえる天守閣は、まるで時間が止まっているかのような静けさに包まれていました。天守に登れば、相模湾の青さと城下の町並みが一望でき、思わず深呼吸。警備という職業柄、常に神経を張っている自分にとって、この開放感は何よりのご褒美でした。

公園内の藤棚の下でしばしベンチに座り、ただ風に揺れる木々を眺めるだけの時間。忙しい日常ではなかなか味わえない“何もしない贅沢”を堪能しました。



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海辺の風と漁港の町・早川へ
小田原駅から少し足を伸ばして、早川漁港へ。こぢんまりとした港町には、地元の人々の温かさがにじみ出るような空気が流れていました。新鮮な魚介が立ち並ぶ市場を歩けば、香ばしい焼き魚の香りが食欲をそそります。



昼食は早川の人気店で、アジフライ定食をいただきました。サクッと揚がったアジフライの中には、ふっくらとした身がぎっしり。地元産のお米と味噌汁との相性も抜群で、思わず頬がゆるみました。



穴場スポットの江之浦測候所で心のデトックス
旅の途中、ふと見つけたのが江之浦測候所という静かなアート空間。海と空と建築が一体となったその場所は、まるで時間が止まったかのような錯覚を覚えるほど静寂に包まれていました。

展望台からは、海の水平線と空が溶け合うような絶景。そこで静かに目を閉じると、自分の内側から何かがすーっと抜けていくような、そんな癒しの感覚がありました。ここはぜひ、大切な人にも教えたい、心のリセットスポットです。



小田原の味を堪能する夕暮れのひととき
夕暮れ時、小田原の街へ戻り、老舗の和食屋で夕食をとることに。名物のかまぼこや小田原おでんを肴に、地酒「箱根山」を一献。店主とのたわいもない会話の中にも、旅先ならではの温もりがありました。

ふと外に出ると、路地の先にほんのりと灯る提灯の明かり。人通りの少ない通りを歩きながら、心地よい疲れとともに静かな満足感に包まれていました。



心を込めたお土産選び
帰路につく前に立ち寄ったのは、駅近くのお土産屋さん。小田原といえばやはり「鈴廣のかまぼこ」や「梅干し」、「寄木細工」など。特に寄木細工の小箱は、精巧な柄とぬくもりのある木の感触に惹かれて、自分用と家族への贈り物として購入しました。

誰かのために選ぶ時間もまた、旅の楽しみの一つです。これも一人旅ならではの贅沢なひととき。



福岡への帰路と、心に残った風景
旅の終わり、電車に揺られながら車窓を流れる風景を眺めていると、胸の奥からじんわりと温かい感情がこみ上げてきました。小田原という場所の持つやさしい空気、人のぬくもり、自然の穏やかさ…。すべてが、忙しない毎日を忘れさせてくれる癒しとなりました。

またきっと、ふと心が疲れたときに、小田原を思い出すでしょう。そしてまた、あの静かな海や小田原城を訪れたくなるのだと思います。



まとめ
神奈川県小田原市は、福岡市で働く私のような人間にとって、まさに“心をほどく場所”でした。歴史ある観光地、美味しい料理、心あたたまるお土産、そしてゆったりとした旅の流れ。

小田原には、派手さはなくとも、しっかりと心に残る“確かな癒し”があります。警備という責任ある仕事に戻る前に、こうして自分を見つめ直せる場所があるということ。それが、私の人生にとってかけがえのない支えになっています。

皆さんもぜひ、小田原という静かな港町で、自分だけの癒しの時間を過ごしてみてください。静けさの中に、きっと新しい自分を見つけられるはずです。