福岡の警備員の一人旅No.238 福岡市に住む警備員の一人旅が辿り着いた青森県鰺ヶ沢町で見つけた数多くの観光名所と癒しの風景そして心に染みる郷土料理と素朴なお土産と静かに巡る癒やしの旅行ルートの記録

旅行

福岡市に住む警備員の一人旅が青森県鰺ヶ沢町で過ごした静かで温かな癒しの時間

警備の仕事というのは、緊張感と責任の中で過ごすことが多く、ふとした瞬間に「自分の時間」が恋しくなります。そんなある日、私はふと思い立ち、福岡から遠く離れた青森県鰺ヶ沢町へ旅に出ることにしました。目的はひとつ、ただ癒されること。知らない町の空気に触れ、静かな自然に包まれ、土地の味を楽しみながら、ゆったりと心をほどく時間を過ごしてきました。

北の海と山に囲まれた鰺ヶ沢町は、旅人の心にそっと寄り添うような町でした。



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鰺ヶ沢駅に降り立ち、感じたやさしい空気

青森空港から電車を乗り継いでたどり着いた鰺ヶ沢駅。その瞬間、体にまとわりついていた重たいものがふっと消えていくような、そんな感覚に包まれました。目の前に広がるのは、澄んだ空、静かな町並み、そしてどこか懐かしい風景。海の香りがほのかに漂うホームに立った時、ここでの旅が癒しのものになると確信しました。



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日本海に面した海岸線を歩く午後

鰺ヶ沢町は日本海に面しており、美しい海岸線が自慢のひとつです。特に「千畳敷海岸」はその名の通り、広大な岩畳が海に向かって広がり、訪れた者を包み込むような壮大な風景を見せてくれます。私は夕暮れ時に訪れ、波音を聞きながら岩の上に腰を下ろして、ただ海を眺めていました。何もしない時間が、こんなにも贅沢に感じられる場所は、そう多くありません。



「わさお」に会える町の優しさ

かつてテレビで見た、あの有名な犬「わさお」。実はこの鰺ヶ沢町が彼の故郷です。町のいたるところにわさおの面影があり、観光施設や店先には、今もそのやさしさが息づいています。私は「わさおの家」にも立ち寄り、写真や関連グッズを見て心を和ませました。観光名所というよりも、町の人々の温かさが伝わる癒しのスポットです。



地元の味「ヒラメのヅケ丼」と「イカ焼き」に舌鼓

お腹が空いた頃、地元の食堂に立ち寄り、「ヒラメのヅケ丼」と「イカ焼き」をいただきました。新鮮なヒラメを特製のタレに漬け込んだヅケ丼は、口に入れた瞬間とろけるような旨みが広がり、何杯でも食べたくなる味です。イカ焼きもまた、香ばしい香りとぷりっとした食感が絶品で、港町ならではの贅沢な味でした。



温泉と山の恵みを楽しむ癒しのひととき

町の奥にある「不老ふ死温泉」では、海を眺めながらの露天風呂という最高の贅沢を味わいました。ここでは、湯に浸かりながら沈む夕日を静かに眺めることができます。誰にも邪魔されない、ただ自分だけの時間。この時間がどれだけ心を解きほぐしてくれたかは、言葉にできません。温泉のあとは地元で採れた山菜の天ぷらをいただき、自然の恵みに感謝しながら夜を迎えました。



道の駅わんどで見つけた素朴なお土産たち

旅の締めくくりには「道の駅わんど」へ。ここでは、地元のりんごを使ったジュースやジャム、手作りの木工品など、心のこもった品々が並んでいました。私は、優しい甘さのりんごジャムと、地元のおばあちゃんたちが作った刺し子の布巾をお土産に選びました。どれも手に取るだけであたたかな気持ちになる品ばかりです。



福岡へ戻っても、心には北国のぬくもりが残る

旅を終えて福岡に戻ってきた今でも、あの鰺ヶ沢町で過ごした穏やかな時間がふとした瞬間によみがえります。潮の香り、風の音、温泉の湯気、地元の人の笑顔、どれもが私の心の中に確かに残っているのです。



警備の仕事はこれからも続いていきますが、また疲れたときには、きっと私はこの町を思い出すでしょう。青森県鰺ヶ沢町は、そんな「心のふるさと」と呼べる場所でした。

日々頑張るすべての人に、ぜひ訪れてほしい町です。静かでやさしい時間が、きっとあなたの心にもそっと寄り添ってくれるはずです。