福岡の警備員の一人旅No.456 福岡市に住む警備員の一人旅が見つけた癒やしと歴史の宝庫 徳島県小松島市で味わう海と人情の旅路

旅行

福岡市に住む警備員としての忙しい日常を抜け出し、私は徳島県小松島市へと一人旅に出かけました。徳島市の南東に位置する小松島市は、静かな港町の趣と歴史ある文化が調和する、美しい町です。今回はその魅力をたっぷりと紹介しながら、私自身が感じた癒やしの旅をお届けします。



人口と気候から見る小松島市の素顔

小松島市は徳島県の東部に位置し、2025年現在の人口は約37,000人前後。都市としては小規模ながら、港町ならではのゆったりとした時間の流れが、旅人をやさしく迎えてくれます。気候は温暖で、冬でも氷点下になることはほとんどありません。夏はやや湿度が高いものの、海からの風が心地よく、過ごしやすい印象を受けました。年間を通して穏やかな気候なので、観光のベストシーズンは春から秋にかけてがオススメです。



港町ならではの魅力が詰まった特色

小松島市はかつて阿波水軍の本拠地として栄え、海運や漁業の拠点として発展してきました。市内には古くからの神社や史跡が点在し、歴史と自然が織りなす独自の雰囲気があります。鉄道と港が交差する地としても知られ、JR牟岐線の終点・小松島港駅の跡地など、鉄道ファンにはたまらないスポットも点在。最近では「ポカリスエット」で有名な大塚製薬の工場があることでも知られており、産業と観光がバランス良く共存しています。



絶対に訪れたい観光名所

まず足を運びたいのが、「小松島みなとマルシェ」。週末に開かれるこの地元市場では、新鮮な海産物や野菜、手作りのスイーツなどが並び、地元の方との温かい交流も楽しめます。



次におすすめしたいのが、「日峰神社」。小高い丘の上にあるこの神社からは市街地と港を一望でき、特に朝の清々しい空気の中での参拝は、心が洗われるような感覚になります。

さらに、「赤石山展望台」では、瀬戸内海の穏やかな海と島々の景色が一望でき、夕暮れ時にはまさに絶景。静かに海を眺めながら一人旅の醍醐味をかみしめることができます。



郷土料理で感じる小松島の味

小松島といえば、まず外せないのが「小松島ラーメン」。徳島ラーメンの一種で、濃厚な豚骨醤油スープに甘辛い豚バラ肉がトッピングされた一杯は、旅の疲れを一気に癒してくれます。市内の老舗「岡本中華」では、地元の人にも愛される味を堪能できます。

また、「ハモ(鱧)」の料理も有名。夏場には地元の旅館や料亭で、さっぱりとした湯引きや天ぷらなどの形で提供され、旬の味覚をじっくり味わうことができます。



お土産にぴったりの逸品たち

旅の終わりに持ち帰りたいのが、「竹ちくわ」。一本一本手作業で作られるこの名物は、しっかりとした歯ごたえと優しい魚の旨味が特徴。道の駅や駅前の土産物屋で手に入ります。

さらに、「すだち酢」や「すだちポン酢」など、地元の柑橘を使った調味料は、ご家庭でも旅の味を再現できると人気。私もいくつか買って帰り、日々の料理に使っています。



福岡から小松島までの旅路

福岡から徳島県小松島市へは、まず新幹線で岡山まで出て、そこからJR特急「うずしお」で徳島駅へ。さらにJR牟岐線に乗り換え、小松島市内へとアクセスします。やや長距離の移動ではありますが、車窓からの瀬戸内海の景色や四国の山並みを眺める旅路はまったく飽きることがありません。時間に余裕があれば、途中下車して高松や鳴門を経由するのもおすすめです。



まとめ

福岡市に住む警備員として、日常の緊張感から少し離れた時間を過ごしたいとき、小松島市はまさに最適の旅先でした。自然、歴史、地元の味、そして温かな人々。どれをとっても心に残るものばかりです。

小さな町だからこそ感じられる「人との距離の近さ」。それが、この町の本当の魅力なのかもしれません。日常に疲れたとき、ぜひ一度、小松島市を訪れてみてはいかがでしょうか。あなた自身の癒やしが、きっとそこに見つかるはずです。