福岡の警備員の一人旅No.440 福岡市に住む警備員の一人旅で出会った癒やしの里 秋田県五城目町の魅力をたっぷり味わう旅

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秋田県の中央部に位置する五城目町(ごじょうめまち)。福岡市で警備の仕事をしている私が、ふと日常から離れたくなったとき、心惹かれたのがこの町でした。北東北の自然と人の温もりに癒やされる旅。今回はそんな五城目町を巡る一人旅をご紹介します。



静かな町に流れる優しい時間

五城目町の人口は約8,000人ほど。小さな町ですが、のんびりとした雰囲気が旅人の心を優しく包み込んでくれます。福岡の都市の喧騒とは対照的に、ここには静かで穏やかな時間が流れています。



五城目町の気候は典型的な日本海側気候で、冬は雪が降り積もり、夏は比較的涼しく過ごしやすいのが特徴です。特に春から初夏にかけては新緑が美しく、秋には紅葉が見事です。



町の個性が光る魅力的な特色

五城目町は「朝市の町」として知られています。なんと500年以上の歴史を持つ朝市が、今でも月に数回開かれているんです。地元の農産物や手作りの加工品がずらりと並び、訪れるだけで地域の暮らしを感じられます。

また、自然と共生した暮らしが根付いていて、町を歩くと森や田畑がすぐそばにあります。地元の人たちはとても親切で、旅人にも温かく接してくれるのが印象的でした。



自然と歴史を巡る観光名所

五城目町には、心癒されるスポットがたくさんあります。まず訪れたのは「五城目朝市通り」。タイムスリップしたような古き良き日本の風景に出会えます。

次に向かったのは「馬場目川渓谷」。清らかな水の流れと緑の渓谷が作り出す景観は、思わず深呼吸したくなるほど。軽いトレッキングにもぴったりな場所です。

また、「八幡神社」は地元で大切にされてきた歴史ある神社で、立派な杉並木が参道を彩ります。ここではゆっくりとした時間を過ごし、心が洗われるような気持ちになりました。



地元の味に舌鼓 郷土料理の魅力

旅の楽しみといえば食。五城目町の郷土料理には、地元の食材を活かした素朴でやさしい味わいがあります。「きりたんぽ鍋」は秋田名物として有名ですが、五城目でいただくと格別に美味しく感じられました。

また、「じゅんさい」も忘れてはなりません。つるんとした食感が特徴で、五城目の清らかな水で育ったじゅんさいはまさに逸品です。地元の食堂でいただいた定食は、どれも心も身体もあたたまる味でした。



お土産選びも楽しいひととき

旅の最後には、やっぱりお土産選び。五城目町では「五城目せんべい」や、「地元野菜を使った加工品」などが人気です。朝市で買った味噌や漬物は、福岡に帰ってからの食卓でも旅の余韻を感じさせてくれました。

地元の木工品や手作りのクラフト雑貨も魅力的で、温かみのある品々に心惹かれました。



おすすめの旅行ルート

私のおすすめルートは、まず秋田空港からレンタカーで五城目町へ。道中の景色も楽しみながら、町に着いたらまずは朝市通りをぶらり。その後は八幡神社、渓谷散策、そして温泉宿に一泊する流れがベストです。

次の日は郷土料理を楽しみつつ、お土産を探してのんびり。帰りは秋田市内に立ち寄って観光しても良いかもしれません。



一人旅だからこそ見えた、五城目町の温かさ

誰かと一緒の旅も良いけれど、今回のように一人で旅に出ることで、自分のペースで歩き、自分の感性で風景を受け止めることができました。五城目町の自然、文化、人の温かさが、日々の疲れをゆっくり癒してくれました。

また季節を変えて、違う表情の五城目町にも出会ってみたい。そんな気持ちにさせてくれる、やさしい町でした。