福岡の警備員の一人旅No.149 福岡市に住む警備員が一人旅で訪れた千葉県鴨川市の癒し旅 人口・気候・魅力ある観光地・郷土料理・お土産とゆったり巡る心温まる旅路

旅行

静かな朝に思い立って向かった場所、それが千葉県鴨川市でした

福岡市で日々、警備の仕事に励む私は、休日の早朝、ふと旅に出たくなりました。どこか自然が豊かで、心がほぐれるような場所へ行きたい。そうして選んだのが、千葉県の南部に位置する鴨川市です。東京からは特急や高速バスでアクセスできるこの町は、房総半島の穏やかな海と山に抱かれた、知る人ぞ知る癒しの宝庫でした。



鴨川市の人口は約3万人。都市部と比べると少ないですが、その分だけ自然と人の温かみがしっかりと感じられます。何より、そこに流れる時間がやさしく、ゆったりしていることが、心をほどいてくれました。



穏やかな気候と、心に染みる風の香り

鴨川市の気候は温暖で、1年を通して比較的過ごしやすいです。冬もそれほど厳しくなく、夏は海風が涼しさを運んでくれます。私が訪れたのは初夏。緑が生い茂り、どこか南国のような香りが漂っていて、ただ町を歩いているだけで深呼吸がしたくなるような、そんな気候でした。朝には潮の香りが漂い、夜には虫の音が心地よく響く。気候の良さが、そのまま旅の癒しになっていました。



鴨川シーワールドだけじゃない 数多くの観光名所との出会い

鴨川市といえば真っ先に思い浮かぶのが「鴨川シーワールド」。シャチやイルカのパフォーマンスは圧巻で、大人の私でも思わず感動の涙がこぼれました。でも、それだけではありません。

たとえば「仁右衛門島」は手漕ぎ船で渡る小さな島で、かつて源頼朝も訪れたとされる由緒ある場所です。潮風を受けながらの船旅は、心の奥をそっと撫でてくれるようでした。



さらに、「大山千枚田」は日本の棚田百選にも選ばれた美しい棚田。夕暮れ時の風景はまるで一枚の絵のようで、田んぼに映る空の色を眺めながら、しばし時間を忘れて座り込んでしまいました。

「誕生寺」や「天津神明宮」といった歴史ある寺社も、心を整えてくれるような場所で、静寂の中に包まれるような感覚が忘れられません。



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房総の恵み 心もお腹も満たす郷土料理

旅といえば、やはり食。鴨川市では房総の豊かな海の幸が楽しめます。特におすすめなのが「なめろう」。アジやイワシを味噌と薬味でたたいた漁師料理で、ご飯にもお酒にも合います。海辺の小さな食堂で出会ったなめろうは、地元のおばちゃんが心を込めて作ってくれたもので、一口ごとに旅の思い出が染み込むようでした。

また、「鴨川おらが丼」というご当地グルメもあり、鴨川産の食材を使ったオリジナル丼を市内の飲食店で楽しめます。私は海鮮系の丼を選びましたが、素材の味がそのまま活きていて、幸せな時間でした。



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心を込めて選びたい 鴨川のお土産たち

旅の締めくくりに欠かせないのが、お土産。鴨川市には温もりのある特産品がたくさんあります。特に印象に残ったのは、「鴨川つくだ煮」や「房州うちわ」。海産物を使った加工品はどれも味が深く、ご飯が進む逸品。手作りのうちわは風が柔らかく、福岡に帰ってからも使うたびに鴨川の風を思い出すことができます。

また、道の駅「鴨川オーシャンパーク」では地元野菜やスイーツなどが並び、お土産選びにぴったりの場所でした。海を眺めながらの買い物は、なんとも言えず心が温まりました。



ゆったり過ごすならこのルートがおすすめ

福岡市からの一人旅ということで、まずは飛行機で羽田空港へ。そこからは「アクアライン高速バス」で木更津方面へ進み、JR内房線を使って鴨川へ向かいました。電車の窓から見える海と山の景色は、旅の始まりを彩る最高の導入になります。

鴨川市内では、レンタサイクルを使って海岸沿いをのんびり巡るのがおすすめです。観光地をぎゅっと詰め込まず、1日に2、3か所ゆっくり巡ることで、町の空気を感じながら自分のペースで癒される旅ができます。

また、泊まる場所は海沿いの民宿や旅館が心地よく、波の音を聞きながら眠る夜は、福岡では味わえない特別な時間でした。



最後に

千葉県鴨川市は、派手さや賑やかさはないかもしれません。しかし、そこには静かに、でも確かに癒しの力が宿っています。海、山、人、食。どれもがゆっくりと心に染みて、仕事に疲れた身体と心をふんわりと包んでくれるのです。

福岡市に住む警備員としての忙しい毎日から少し離れて、自分を取り戻す時間をくれた鴨川市。次に旅を考えている方には、ぜひおすすめしたい場所です。きっと、あなたにも癒しの風が届くはずです。