福岡の警備員の一人旅No.359 福岡市に住む警備員が心をほどく一人旅 富山県小矢部市で出会った癒しの風景と人情

旅行

澄んだ空気と優しい風が吹き抜ける街、富山県小矢部市。
この小さな町に、私は心の奥底から癒される旅を経験しました。
福岡市で日々警備員として働く私が、ふと休暇を取り、一人静かに向かったのが小矢部市。
都会の喧騒を離れ、穏やかな自然と温かな人々に触れられる旅が、ここにはあります。



春の陽光とともに出発した一人旅

福岡市から小矢部市までは、新幹線で金沢まで行き、そこからあいの風とやま鉄道を経由して約4時間半。
朝早くに出発すれば、昼過ぎには到着できるちょうどよい距離感です。
途中の車窓から見える田園や山並みが、心を穏やかにしてくれます。



歴史と自然が調和する観光名所の数々

小矢部市でまず訪れたのは、倶利伽羅峠。
ここは源平合戦の舞台となった歴史深い場所で、静けさの中に凛とした空気が流れていました。
峠からの眺望は素晴らしく、春には山桜が咲き誇り、どこか懐かしい景色に胸が熱くなります。



続いて訪れたのは、クロスランドおやべ。
地元の人々の憩いの場でもあるこの場所は、タワー展望台からの眺望や芝生の広場があり、のんびりと過ごすのにぴったりです。
地元の家族連れの笑顔に囲まれ、自然とこちらも心がほぐれていきました。

そして忘れてはならないのが、宮島峡。
滝の音と新緑のコントラストが素晴らしく、深呼吸をするだけで全身にエネルギーが満ちていくような感覚に包まれました。



地元の味を楽しむ幸せなひととき

旅の楽しみといえば、やはりその土地ならではの料理です。
小矢部市では「おやべホワイトラーメン」が名物。
白味噌をベースにした優しいスープとモチモチの麺が、心と体をじんわり温めてくれました。



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また、道の駅メルヘンおやべでは、地元の新鮮な野菜を使った惣菜やスイーツが豊富に並びます。
特に気に入ったのは、米粉を使ったもちもちの大福。
ふんわり甘くて、どこか懐かしい味がしました。



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変わりやすいけれど心地よい富山の空模様

私が訪れた日は、朝は曇り、昼には日が差し、夕方には少しだけ小雨が降るという、いかにも北陸らしい天気でした。
けれども、それがまた良かったのです。
晴れ間の光が街を照らす瞬間も、小雨に濡れる木々の瑞々しさも、どれも心を静かに癒してくれるものでした。



心に残るお土産選び

帰り道に立ち寄った道の駅で、お土産選びも楽しみました。
地元産の梅干し、加賀棒茶、手作りのハンドクラフト雑貨など、心のこもった品が揃っています。
私は、地元の陶芸作家さんの湯呑みを購入。
毎朝、この湯呑みでお茶を飲むたびに小矢部の風景が心に蘇ります。



旅の終わりに思うこと

福岡市に戻る新幹線の中、私はぼんやりと外を眺めながら思いました。
ただ自然の中を歩き、地元の人と少し会話を交わし、静かな時間を過ごす。
そんなシンプルな旅が、どれほど大切なものかということを。

富山県小矢部市は、華やかさはないかもしれませんが、その分だけ深い癒しと温もりがあります。
日々、働きづめの体と心を、そっと包んでくれる場所でした。
また必ず、この町に戻ってきたい。
そう強く思える旅になりました。