福岡の警備員の一人旅No.350 福岡市に住む警備員の一人旅で訪れた心癒される宮崎県美郷町の魅力と観光名所と料理とお土産と天気と旅のルートまでじっくり満喫する旅

旅行

静けさと自然に包まれて 福岡市の喧騒から離れて向かった宮崎県美郷町

忙しい日々の警備の仕事。街中の雑踏に身を置くことが多いからこそ、心から癒される旅を求めていました。今回私が選んだのは、宮崎県の山間にある「美郷町」。福岡市から車で約4時間。高速道路を南下し、宮崎市を抜けて山の方へ。時間はかかるけれど、それだけの価値がある静けさと自然が、この町には広がっています。

道中、のどかな田園風景を横目に、心はどんどんほぐれていきます。スマートフォンの通知音からも解放され、頭の中が静かになっていくのがわかります。まるで「時間がゆっくり流れている」そんな感覚。警備の夜勤明けの疲れた心に、じんわりと優しい風が吹き込んでくれました。



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自然に包まれる至福の時間 美郷町の観光名所をゆっくり巡る

美郷町は、観光地として派手さはありません。でも、その分、ひとつひとつの場所が心に深く染み渡ります。

まず訪れたのは「西の正倉院」とも呼ばれる石峠レイクランド。大きなダム湖と、周囲を囲む山々。湖畔を歩くと、静かな水音と鳥のさえずりがBGM。まるで自然と会話しているような気分になります。



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そしてもう一つの感動が、「神門神社」。杉の木に囲まれた長い参道を歩いていると、心がスーッと軽くなっていきました。神聖な空気というものを、肌で感じる瞬間。人が少ない分、自然の力をダイレクトに感じることができました。

また、夏には百済の滝が大人気。細く高く落ちる水の美しさは、写真では伝えきれません。滝のそばに座って深呼吸をすると、心のモヤモヤが洗い流されていくような気がしました。



身体も心も癒される 美郷町ならではのやさしい味わい

旅といえば、やっぱりごはんも大切です。美郷町の料理は、どれも素朴で身体に優しい味がしました。

名物は「美郷米」を使った釜飯やおにぎり。もちもちとした食感と、ほんのり甘い香り。地元の味噌で作った味噌汁と一緒にいただくと、どこか懐かしい気持ちになります。

また、山の幸である「しいたけの天ぷら」や「山菜のおひたし」も絶品。地元のお母さんたちが作った郷土料理は、どれも優しさにあふれています。特に、手作りこんにゃくの刺身は驚くほど弾力があり、ほんの少しのわさび醤油で格別の味わいになります。

そして夜は、温泉宿での食事。鹿肉の陶板焼きや、山芋のとろろ汁など、季節の食材をふんだんに使った料理が並びました。静かな宿で、湯上がりに冷えた地元の焼酎をちびちび飲む時間。それだけで、この旅に来てよかったと思えました。



晴れのち癒し 天気とともに過ごす穏やかな時間

美郷町は、比較的天候が安定していて、私が訪れた春の時期は、日中はぽかぽかと暖かく、夜は涼しい風が吹いてとても快適でした。

朝は鳥の声と柔らかい日差しで目が覚め、昼間はゆっくり散策、夕方はオレンジ色の空に包まれながら温泉へ。そんな理想的な一日を過ごせたのも、穏やかな気候のおかげです。

時折小雨が降ることもありましたが、むしろその雨音が旅に風情を添えてくれました。濡れた葉の匂い、雨に揺れる花、石畳を流れる水の音…。普段は気づかない「雨の癒し」も、この町だからこそ感じることができました。



想いを持ち帰る ほっこりするお土産の数々

旅の終わりに、美郷町ならではのお土産を探しに立ち寄ったのが、地元の物産館。ここには、この土地のやさしさが詰まった品がずらりと並んでいます。

「美郷米」はもちろん、特産の柚子を使ったジャムやポン酢、柚子胡椒も人気。どれも手作りで、素材の味がしっかりと感じられます。私は「柚子味噌」を購入。これをごはんに乗せて食べると、旅の思い出が一気によみがえります。

また、地元の木を使った箸や小物もあり、ひとつひとつに職人の手仕事が光ります。お世話になっている同僚にも、小さな木製のストラップをお土産にしました。きっと机の上に置いて、ふとした時に癒しを感じてくれるはずです。



心に残る旅路 福岡市から美郷町への癒しのルート

福岡市から美郷町へ向かう旅路は、ドライブでも電車でも楽しめますが、私は今回はレンタカーでの一人旅を選びました。都市高速から九州自動車道を南下し、宮崎自動車道を経て西都ICで下車。その後は国道219号線を東へ。道中の山道は細いところもありますが、それがまた「旅の途中感」を高めてくれます。

休憩には、道の駅「とうごう」や「北方よっちみろ屋」などを利用すると、美郷町の前後の地域も楽しめて、より深い旅になります。道中の景色も絶景の連続。山と川と空が織りなす風景が、車窓からずっと続いています。

帰り道も、名残惜しさとともに心はすっかり軽くなっていました。自然と向き合い、人のぬくもりを感じる。そんな旅が、また次の一歩へのエネルギーをくれるのです。



おわりに

福岡市に住む警備員として日々忙しく働く中で、美郷町での一人旅は心から癒される時間でした。自然の中で静かに過ごすこと、地元の料理を味わうこと、人とのふれあいを楽しむこと。すべてが、忘れていた「自分のための時間」を取り戻させてくれました。

次の休日、またこの町に来ようと思います。今度は紅葉の時期もいいかもしれません。静けさと美しさに包まれる旅。それが、美郷町で見つけた私だけの贅沢です。