福岡の警備員の一人旅No.342 福岡市に住む警備員の一人旅で心ほどける癒しを見つけた宮崎県高原町の観光名所と美味しい料理と穏やかな天気と温かなお土産とゆったりとした旅の記録

旅行

静かに、自分の時間を取り戻したいと思ったある休日。私は福岡市で警備員として働いています。日々の緊張と責任の中で、ふと心の奥から湧いてきた「癒されたい」という想い。それを叶える旅先に選んだのが、宮崎県高原町でした。どこまでも広がる青空と澄んだ空気、そして人のぬくもりが感じられるこの町は、まるで心をゆっくりと撫でてくれるような場所でした。



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神秘と静寂が共存する観光名所の数々

宮崎県高原町には、小さな町とは思えないほど見どころが多くあります。まず訪れたのは「高千穂峰」。神話の舞台として知られ、山頂からの眺めはまさに絶景。登山道を一歩一歩進むたびに、空気が清らかになっていくのがわかります。風が木々を通り抜ける音、鳥のさえずり、そして時折顔を見せる野生動物たち。そのすべてが、自然の中に身を委ねる心地よさを教えてくれました。



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次に訪れたのは「皇子原公園」。広大な芝生と四季折々の花が咲き誇る美しい公園で、ベンチに腰かけて深呼吸すると、心がすーっと軽くなります。春には桜、夏にはアジサイ、秋には紅葉が彩りを添えてくれる場所で、まるで時間が止まったような感覚を覚えました。



忘れられない地元料理の温かさ

旅の楽しみの一つは、やはり地元の食。高原町の料理は、どれも素材の味を大切にした優しい味わいが印象的でした。特に感動したのが「高原町産の霧島赤鶏の炭火焼き」。程よい脂としっかりした歯ごたえがあり、炭の香ばしさが口いっぱいに広がります。お店の大将が、「この鶏はこの辺りの水と空気で育ってるから美味しいんですよ」と話してくれたことが、心に残っています。

また、地元野菜を使った「田舎風の煮物」や、「高原町のトマトを使ったサラダ」も絶品でした。どれも派手さはないけれど、じんわりと優しさが染みわたる味。胃も心もほっと温まりました。



高原町の優しい天気がもたらす癒し

私が高原町を訪れたのは、春から初夏にかけての時期。昼間はさわやかな陽射しが差し込み、夜は少し肌寒いくらいの風が心地よく吹いていました。高原町はその名の通り標高が高いため、空気がとても澄んでいて、青空がまるで近くにあるかのように感じられます。

夕方になると空がオレンジからピンク、そして深い紫へとゆっくりと色を変え、田んぼに反射する光景は息をのむほど美しいものでした。夜には星が手に届きそうなほど輝き、思わず時間を忘れて見上げてしまいます。この静かな天気の中で、私は何度も深呼吸をして、体の中に溜まっていた疲れを少しずつ手放していく感覚を覚えました。

地元の優しさが詰まったお土産たち

旅の終わりに立ち寄った道の駅「霧島たかはる物産館」では、お土産選びも楽しみの一つになりました。まず目を引いたのが「高原町産のトマトジュース」。濃厚で甘みがあり、飲むだけで元気が湧いてきます。自然の恵みをぎゅっと詰め込んだ味わいでした。

ほかにも「霧島の天然水を使った焼酎」や「高原のはちみつ」「手作りの陶器」など、どれも温かみのある品ばかり。自分へのお土産として、木製のコースターを購入しましたが、今ではそれを見るたびに、あの旅の空気がよみがえります。



福岡からゆったりと向かう癒しの旅ルート

福岡市から高原町へは、まず九州新幹線で鹿児島中央駅へ向かい、そこからJR吉都線に乗り換えて高原駅へ。合計で約4時間ほどの行程ですが、その道中もまた癒しの時間です。車窓から眺める風景は、都会の喧騒とはまるで違う、緑と青に包まれた世界。電車に揺られながら、ゆっくりと心が静まっていくのを感じました。

町内ではレンタサイクルを使って移動しました。坂道もありますが、風を感じながら走る道は気持ちよく、あちこちに立ち寄りたくなる景色が広がっています。自分のペースで動けるのも、一人旅の魅力です。



心から癒されたいあなたへ

高原町は、何か特別なことがある町ではありません。でも、そこには「本当に大切なもの」が静かに息づいています。きれいな景色、美味しい食事、あたたかい人、優しい空気。そして何より、誰にも邪魔されず、自分と向き合う時間が流れています。

警備という仕事柄、いつも周囲に気を配っている私にとって、この旅はまるで心の休息のようでした。もし、日常に少しだけ疲れているなら、ぜひ一度、高原町を訪れてみてください。そこには、忘れていた「やすらぎ」が、そっと待っていてくれます。