福岡の警備員の一人旅No.337 青い海と懐かしさに包まれる癒しの時間 福岡市に住む警備員の一人旅で訪れた宮崎県日南市の心ほどける旅路

旅行

福岡で警備の仕事をしている私が、休暇を利用してふらりと出かけたのは、南国情緒あふれる宮崎県日南市。鉄道やバスを乗り継ぎ、のんびりと南へ向かう道中は、それだけでどこか特別な旅の始まりを感じさせてくれます。日南市には、美しい海岸線や歴史ある街並み、地元の温もりが詰まった料理、そして心がゆったりとほどけていくような空気がありました。そんな旅の記録を、癒しの時間とともにお届けします。



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青く輝く日南海岸と絶景ドライブ

日南市を訪れて最初に心を奪われたのは、その海の青さと自然の壮大さでした。日南海岸に沿って走る道は、まるで映画のワンシーンのように美しく、ドライブするだけで心が晴れやかになります。

特に鵜戸神宮までの海沿いの道は、青い空と海、断崖絶壁の景色が織りなす絶景ポイントの連続。鵜戸神宮では、洞窟の中にある本殿で手を合わせ、厄除けと安全を祈りました。波の音と潮風に包まれて立つ朱塗りの社殿は、まさに心を洗い流してくれるような静けさに満ちていました。



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歴史と文化にふれる飫肥の城下町

海沿いの自然だけでなく、日南には歴史の息づく町並みも残っています。その代表格が「飫肥(おび)」です。江戸時代の城下町として栄えた飫肥の町には、武家屋敷や石垣、小さな資料館が点在し、どこを歩いても情緒にあふれています。

木造の家屋や石畳の道をゆっくり歩いていると、まるで時間がゆっくりと流れているような感覚になります。飫肥城の門をくぐり、城跡を散策しながら、ここで暮らしていた人々の営みを思い描くと、不思議と胸の奥がじんわり温かくなりました。



日南グルメで心もお腹も満たされて

旅の楽しみといえば、やはりその土地ならではの料理です。日南市といえば、新鮮な海の幸と、地鶏料理が有名。私は地元の定食屋で、脂がのったカツオのたたき定食をいただきました。炙られたカツオの香ばしさと、たっぷりの薬味が相まって、思わず「うまい」と声が出るほど。

また、日南鶏の炭火焼も絶品。噛むたびにじゅわっと旨味が広がる地鶏は、ビールとの相性も抜群で、仕事の疲れもどこかへ消えていくような幸福感がありました。



お天気に恵まれた穏やかな空の下で

私が日南市を訪れた日は、晴れ渡る青空が広がる絶好の天気でした。南国特有のやわらかい日差しと潮風が心地よく、歩いているだけで自然と顔がほころびます。

道の駅なんごうでは、太平洋を一望できる高台からの風景に感動しながら、ソフトクリームを片手に小休憩。空と海の境界が溶け合うような景色に、ただただ見惚れるばかりでした。



お土産選びも旅の癒しのひととき

旅の終わりには、日南ならではのお土産を探しました。飫肥天という甘めのさつま揚げや、完熟マンゴーを使ったお菓子、そして宮崎焼酎など、どれも家族や同僚の笑顔が思い浮かぶような優しい味わい。

私は特に、飫肥天と柑橘のジャムを購入。福岡に戻ってから、家でその味を楽しむたびに、日南の風景や出会った人々の温かさを思い出すことができました。



心にゆとりをくれた旅のルート

今回の一人旅は、博多駅から宮崎市を経由して日南市へ向かいました。特急とJR日南線を乗り継ぎ、列車の車窓からは田園風景や海岸線が広がり、移動そのものが癒しの時間でした。

日南市内では、レンタカーを借りて効率的に観光地を巡ることができました。鵜戸神宮、飫肥城下町、道の駅、海辺のカフェなどをめぐる旅程は、無理のないスケジュールで、心身ともにリラックスできる構成となりました。



またひとつ、自分だけの静かな時間を見つけた旅

今回の旅で強く感じたのは、「何もしない時間」の贅沢さです。忙しい日常のなかでは、つい目の前のことに追われてしまいがちですが、日南では海を見て、風に吹かれ、ただそこにいるだけで心が満たされていくのを感じました。

一人旅だからこそ出会えた景色、人の優しさ、静けさ。警備員という仕事柄、常に気を張っている自分にとって、この旅はまさに「心の休暇」でした。次の休みも、またこうして、自分を癒しに旅立とうと思います。