都会の喧騒と仕事の疲れをリセットしたくて、今回私は茨城県北茨城市へ一人旅に出ました。福岡市で警備員として日々の業務をこなす中で、「心がゆるむ場所へ行きたい」と思うようになり、選んだのがこの北茨城市。茨城県の最北端、太平洋に面した静かな町は、自然も歴史も、そして人の温かさもすべてが穏やかに流れていました。
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太平洋の朝に癒される五浦海岸の風景
旅の始まりは五浦(いづら)海岸。朝日がゆっくりと海から昇り、波が静かに打ち寄せる音が心地よく響きます。この景色を見るだけで、胸の奥の重たさがふっと軽くなっていくようでした。岡倉天心ゆかりの六角堂もあり、心を静めるのにぴったりの場所です。穏やかな波と澄んだ空気の中で、ただ深呼吸をするだけで、身体の奥から浄化されるような感覚を覚えました。
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中郷温泉で感じた、心と体のほぐれるひととき
旅の途中で立ち寄った中郷温泉。地元の方々に愛されるこの温泉は、決して派手さはありませんが、お湯のやさしさと静けさがじんわりと染みてきます。ひとり湯舟に浸かって目を閉じると、どこからか鳥のさえずりが聞こえてきて、時間がゆっくりと流れていくのを感じます。肩の力が抜けて、心から「ああ、癒されている」と実感できる場所でした。
北茨城グルメに舌鼓を打つ
北茨城市の海の幸は格別です。中でも、地元の漁港で水揚げされたアンコウ鍋は絶品でした。ぷるぷるの身に味噌仕立てのスープがしっかり絡んで、ひとくち食べるごとに体がぽかぽかと温まっていきます。また、あんこうの唐揚げや刺身など、様々な料理が楽しめるのも魅力のひとつです。海の町ならではの贅沢を、ゆっくりと味わいながら堪能しました。
旅の途中に出会った、空と風と静かな町並み
晴れた北茨城の空は、とにかく青くて広い。訪れた日は雲ひとつない快晴で、風も心地よく吹いていました。町を歩いていると、昔ながらの商店や民家が並び、どこか懐かしさを感じます。カメラ片手に、のんびりと歩く旅路。すれ違う人々が笑顔で挨拶してくれるたびに、「ここに来てよかったな」と思えました。
お土産選びも旅の楽しみのひとつ
道の駅よつくら港では、干物や地元の味噌、そして名物の「ほしいも」が並んでいます。甘みがぎゅっと詰まった干しいもは、自然の甘さが嬉しくて、職場へのお土産にもぴったりです。自分用には、茨城名産の梅干しと、地元で採れた野菜の漬物を購入しました。旅の余韻を持ち帰る、そんな楽しみもここにはありました。
今回の旅行ルートと移動について
福岡空港から羽田空港まで飛行機で移動し、そこから常磐線に乗り換えて北茨城市へ。特急ひたちに乗って海を眺めながらの鉄道旅は、車窓からの景色も楽しめて、心が躍る時間でした。北茨城市内の移動はレンタカーを利用し、自由気ままに町を巡ることができました。一人旅だからこその、寄り道も、道に迷うのも楽しい思い出です。
癒しをくれた町、北茨城市
福岡の都会で働く日々。緊張感のある仕事の中で、どうしても自分を後回しにしてしまうことがあります。でも、この北茨城市の旅では、「ゆっくり生きてもいいんだな」と感じさせてくれました。風、空、食、人、そして時間。そのすべてがやさしくて、また明日からがんばろうと思える力をくれました。
福岡の警備員の一人旅No.335 福岡市に住む警備員が心を癒しに出かけた茨城県北茨城市の静かな魅力と味わい深い旅の記憶
