福岡の警備員の一人旅No.326 福岡市に住む警備員の一人旅が出会った茨城県笠間市の癒しの景色と美味しい料理と心安らぐ旅のルートと思い出のお土産たち

旅行

福岡市に住む警備員が選んだ癒しの旅先、茨城県笠間市へ

毎日夜勤や日勤を繰り返す仕事の中で、ふと心が疲れたと感じるとき、私はいつも一人旅に出ます。静かに流れる時間と、自然に囲まれた土地。今回は、そんな「癒し」を求めて、茨城県笠間市を訪れました。福岡空港から飛行機で茨城空港へ、そして車で1時間弱。アクセスは意外とスムーズで、日常から離れるにはぴったりの距離でした。



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歴史と芸術が溶け合う街、笠間市の観光名所をめぐる

笠間市には、見どころが本当にたくさんあります。まず訪れたのは、笠間稲荷神社。日本三大稲荷の一つとして知られ、荘厳な雰囲気に心がすっと整っていくのを感じました。石畳の参道を歩きながら、鳥居をくぐるたびに日常の雑音が消えていくようでした。



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次に足を運んだのは、笠間芸術の森公園。広大な敷地の中にアート作品が点在し、子どものような気持ちで散策できる不思議な場所です。屋外彫刻やモニュメントが自然と調和し、風の音すら芸術の一部のように感じられました。

また、笠間日動美術館では、国内外の名画が心を癒してくれました。特に自然光が差し込む展示室で見た風景画には、日々の疲れがスッと抜けるような穏やかさがありました。



心と身体を優しく包む笠間の料理の数々

旅の楽しみといえばやはり食。笠間市はグルメの宝庫でもあります。まず味わったのは、笠間いなり寿司。くるみやごぼうを混ぜたご飯を油揚げで包んだもので、ほのかな甘さと香ばしさが特徴的。笠間稲荷神社の参道沿いにある小さなお店でいただきましたが、その優しい味わいに心が和みました。



夜は地元の割烹料理店で常陸牛の陶板焼きをいただきました。やわらかく甘みのある赤身と、ほのかに香る味噌だれの組み合わせに、思わず目を閉じてしまうほどの美味しさ。地元の日本酒とともに味わえば、旅の疲れもすっかり消えてしまいます。

そして忘れてはいけないのが笠間の栗スイーツ。笠間は栗の産地としても有名で、栗のモンブランや和栗のパフェなど、スイーツ巡りも楽しめました。ほくほくとした栗の風味が、まるで童心に返ったような優しい気持ちにしてくれます。



穏やかな天気がもたらす心地よい時間

私が訪れたのは春の終わり頃。笠間市の天気は晴れときどき曇り、少し肌寒い風が心地よい時期でした。日差しは柔らかく、散策にはぴったりの気候。公園のベンチでぼんやりと空を眺めたり、木陰に腰をおろして風に耳を傾けたり。こんなに「何もしない贅沢」があるのかと、改めて気づかされました。

特に夕方、笠間の丘の上から眺める夕日は格別です。茜色に染まる空と、静かな街並み。その景色に包まれるだけで、「また明日から頑張ろう」と自然と思える力が湧いてきました。



お土産は“癒し”の記憶とともに

旅の最後に立ち寄ったのは、笠間焼のギャラリー。ひとつひとつ手作りされた器たちは、それぞれに温もりがあり、心を和ませてくれます。私は、ぽってりとした形の湯のみを一つ選びました。家に帰っても、この旅の穏やかな空気を思い出せるようにと。

また、道の駅かさまで購入した栗の羊羹や手作り味噌も、家族や同僚へのお土産にぴったりでした。どれも素材の良さが引き立つ、自然な味わいで、旅の余韻を長く楽しむことができました。



心を整える旅のルート、そしてその余韻

今回の旅のルートは、茨城空港に到着後、レンタカーで笠間市へ向かうというシンプルなもの。市内はコンパクトにまとまっているため、2泊3日ほどでゆったりと名所を巡ることができます。旅の途中には、のんびりと温泉に浸かったり、カフェで地元のおばあちゃんとおしゃべりしたり、そんな何気ない時間が何よりも癒しでした。

日々の慌ただしさを忘れ、心と身体をリセットできたこの旅。福岡に戻ってからも、ふとした瞬間に笠間の風景を思い出しては、穏やかな気持ちになります。茨城県笠間市は、静かに寄り添ってくれるような優しい場所でした。

福岡市に住む警備員の私が、また疲れたと感じたとき、必ず戻ってきたいと思える土地。そんな旅に出会えたことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。