毎日、福岡市の街を守る警備の仕事。忙しさの中でふと心に溜まっていた疲れを癒すため、今回は茨城県の土浦市へ一人旅に出かけました。初めての地に足を踏み入れた瞬間、心の深いところにそっと触れるような、穏やかな風とやさしい街並みに包まれました。土浦市の魅力は、観光名所も料理もお土産も、何もかもが「ちょうどいい」優しさであふれていました。
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土浦駅に降り立つと、旅のはじまりはもう癒しの中
福岡空港から羽田空港へ、そして常磐線を経て土浦駅に降り立ちました。都会の喧騒から離れたこの駅前の空気は、どこか懐かしく、そして静かに迎えてくれるような雰囲気でした。駅前で一息つきながら、今日からはじまる一人旅にわくわくとした気持ちが胸いっぱいに広がりました。
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霞ヶ浦の湖畔で、心を空に預けるような時間を
土浦と言えば、やはり霞ヶ浦の存在は外せません。日本で2番目に大きな湖。その広大な水面を前に、ベンチに腰かけて深呼吸。風に揺れるヨット、遠くから聞こえる水鳥の声、水面を反射する青空。何も話さなくていい、何も考えなくていい。その静けさに包まれて、自然と目を閉じていました。警備の仕事では常に周囲に気を配りますが、ここでは自分の心だけに目を向けていい。そんな貴重な時間がありました。
レンコン料理に心から癒される
お昼は、地元の名物である「土浦れんこん」をふんだんに使った定食をいただきました。れんこんの天ぷら、きんぴら、そして煮物。ひと口食べるたびに、滋味深い味が体に染み込んでいくようで、「ああ、遠くまで来てよかったな」と思える瞬間でした。レンコンのしゃきしゃきした歯ごたえが心地よく、どこか故郷の食卓を思い出させるやさしさがありました。
亀城公園の静寂と歴史に心がほどける
食後に訪れたのは亀城公園。旧土浦城の跡地に整備されたこの公園は、堀に囲まれた緑豊かな空間。園内をゆっくりと歩きながら、時間の流れを忘れてしまいそうでした。公園の片隅でしばらく腰を下ろし、目の前の木々が風に揺れる様をただじっと見つめていました。日常の忙しさから離れ、こうした“何もしない時間”がどれだけ心を整えてくれるのかを、この場所で改めて感じました。
土浦の空は、やさしい光に包まれていました
私が訪れた日は、やや雲がかかりながらもときおり陽が差し、暖かく穏やかな天気でした。霞ヶ浦に反射するその光が、湖面をきらきらと照らしていて、見ているだけで不思議と元気になれるような、美しい光景でした。春や秋には空の色がまた違って見えるそうで、季節を変えてまた訪れてみたいと思わせてくれます。
旅の締めくくりは、土浦らしいお土産とともに
駅に戻る前に、土浦の地酒と、れんこんを使ったスナック、そして霞ヶ浦のしらうおを使った珍味をお土産に購入しました。地元の商店の方がとても気さくで、「遠くからありがとうね」と声をかけてくださったことがとても嬉しかったです。旅先の人のぬくもりって、心に残るんですよね。
帰り道、気づけば少し軽くなった心
再び常磐線に乗って帰路につく頃、なんとなく心がふわっと軽くなっていることに気づきました。大げさな観光地ではないけれど、静かにそっと寄り添ってくれるような茨城県土浦市の街並みと空気。そして、ひとりでも安心して歩けるやさしい空間。警備員という仕事を続ける中で、こうした“心の休憩”がどれほど大切かを実感しました。
またきっと、あの静かな湖畔に会いに行きます
福岡から少し距離はあるけれど、また土浦市には訪れたいと思います。何か大きなことがあるわけではないけれど、そこにいるだけで心が穏やかになる。そんな旅先が、私の中で増えていくことが、この一人旅の一番の収穫かもしれません。
福岡の警備員の一人旅No.324 茨城県土浦市の静かな風に心ほどけた福岡市に住む警備員の一人旅の記録と癒しの時間
