福岡の警備員の一人旅No.323 福岡市に住む警備員が心を癒すためにひとり旅で訪れた茨城県日立市の美しい海と緑と地元グルメと心温まる観光ルートの記録

旅行

福岡市で警備員として働く日々は、緊張感と責任に包まれた時間の連続です。人々の安全を守る仕事に誇りはありますが、ふと自分の心をリセットしたくなる瞬間があります。そんなときに選んだのが、茨城県日立市への一人旅。海と山に囲まれた自然豊かな街で、ゆっくりと癒される時間を過ごしてきました。



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朝陽が迎えてくれた日立駅からのスタート

旅は、福岡空港から羽田空港を経て、常磐線で日立駅へ向かうルートで始まりました。早朝の空気は澄んでいて、車窓から見える風景がだんだんと海へと変わっていくのを眺めながら、心がふわりと軽くなっていくのを感じました。日立駅に着くと、ガラス張りの駅舎から見える太平洋が一面に広がり、目の前に朝陽がキラキラと輝いていました。駅に着いた瞬間、「来てよかった」と思える美しさでした。



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海と空に包まれるかみね公園の時間

まず向かったのは、日立市のランドマークともいえる「かみね公園」。海を見下ろす丘の上にあり、穏やかな風が心地よく吹いていました。園内には動物園や遊園地もありましたが、私はゆっくりと園内を歩きながら、ベンチに座って海を眺めることにしました。静かに流れる時間、遠くで遊ぶ子どもたちの笑い声、鳥のさえずり。何もせずにそこにいるだけで、胸の奥がじんわり温かくなるような感覚に包まれました。



日鉱記念館で静かに学ぶ歴史の重み

日立市の産業を語るうえで欠かせないのが鉱業の歴史です。日鉱記念館では、かつてこの地で栄えた日立鉱山の歴史や鉱夫たちの暮らしに触れることができました。館内は静かで落ち着いた雰囲気。展示品のひとつひとつに込められた想いに触れながら、過去から現在へのつながりを感じました。人が生きてきた証にそっと触れるようなこの時間も、私にとって癒しのひとときでした。



海辺の食事処で味わう日立の海の幸

昼食には、日立駅近くの漁港直送の食事処を訪れました。いただいたのは「ひたち刺身定食」。その日の朝に水揚げされたばかりのマグロやヒラメ、イカなどが並び、見た目にも美しく、口に入れるととろけるような食感でした。潮の香りが漂う店内で、ゆったりとした時間を過ごしながら食べる海の恵み。体の中からじんわりと癒されていくような感覚でした。



穏やかな天気とやわらかな光に包まれる午後

この日の天気は快晴。空はどこまでも青く、海も空を映してキラキラと輝いていました。午後は市内をゆったり散歩しながら、小さなカフェや地元の雑貨屋をめぐりました。太陽のやさしい光が降り注ぎ、吹く風はやわらかで、まるで街全体が「おかえり」と言ってくれているようでした。



お土産に込める“また来たい”という想い

旅の終わりに選んだお土産は、地元の銘菓「日立おみやげ羊羹」や、干し芋、海苔の佃煮、そして地酒「日立誉」など。どれも日立らしい風味とぬくもりが詰まった品々でした。お店の方と交わす短い会話も、あたたかくて、旅の余韻を優しく包んでくれました。



静けさとやさしさが沁みる旅の締めくくり

帰りも常磐線で東京へ戻り、羽田から福岡へ。移動中、車窓から見えた夕焼けが、まるでこの旅のやさしさを映しているように感じられました。福岡に戻った今も、日立で見た景色、触れた空気、そして人のやさしさが心に残り続けています。



日立市は、派手な観光地ではありませんが、その分、静かで、心に寄り添う癒しにあふれた場所でした。海を見ながら、ただのんびりと過ごす時間こそが、警備員として頑張る自分にとって最高のご褒美だったと感じています。

また必ず、あの海と光に会いに行きたいと思います。