福岡市に住む私は、仕事柄いつも緊張感を持って過ごす毎日を送っています。だからこそ、時には心と体をリセットするための「癒しの一人旅」が必要です。今回はそんな私が選んだ旅先が、茨城県の県庁所在地、水戸市です。歴史と自然、そして温かい人々に触れながら、自分を取り戻すための旅に出かけました。
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春の陽気に包まれる水戸の街
水戸市に到着したのは、春のやわらかな日差しが街を優しく照らす朝でした。穏やかな天気に迎えられて、心がふっと軽くなるのを感じました。福岡から羽田空港を経由し、そこから電車で約1時間半。都会の喧騒から離れた先に広がるのは、落ち着いた佇まいと歴史の香り漂う水戸の街並みです。
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偕楽園で味わう心の静けさ
水戸市といえば、やはり外せないのが日本三名園のひとつ「偕楽園」です。広大な敷地に梅の花が咲き誇る風景は、まさに心が洗われるような美しさ。梅の見頃には少し早かったのですが、梅の木の静かな佇まいと、緑に包まれた庭園の中でのんびりとした時間を過ごすことができました。ベンチに腰かけて深呼吸をすると、日頃の疲れが少しずつほどけていくのがわかります。
歴史を感じる弘道館と水戸城跡
偕楽園のすぐ近くには、江戸時代に創設された学問所「弘道館」があります。武士たちが学び舎としたその空間に足を踏み入れると、まるで時を超えて過去の世界に迷い込んだかのような感覚になります。また、近くの水戸城跡では、昔の石垣や空堀を散策しながら、水戸の歴史に思いを馳せる時間を持ちました。歴史に触れることで、今という時間の大切さをあらためて感じさせられました。
水戸の郷土料理に心も体もほっこり
旅の楽しみといえば、やはりその土地ならではの料理です。水戸といえば納豆が有名ですが、実際に納豆料理を味わってみると、その奥深さに驚かされます。納豆を使った天ぷらや、納豆そばなど、どれも素材の良さが活かされた優しい味。特に「納豆御膳」は、発酵食品の力を感じられる体にも優しい一品でした。そのほかにも、あんこう鍋や常陸牛の炙り寿司など、地元の食材を活かした料理の数々に癒されました。
心に残るお土産と優しい出会い
旅の終わりには、家族や同僚へのお土産を探して水戸駅前のお土産店へ。水戸納豆をはじめ、梅の甘露煮や干し芋、そしてかわいらしい梅の形をした和菓子など、どれも手に取るだけで笑顔になれるような品々ばかりでした。店員さんとの何気ない会話にも心が温まり、水戸の人の優しさに触れることができました。
旅のルートと癒しの余韻
今回の旅のルートは、羽田空港から水戸駅まで電車で移動し、市内の観光名所を一つひとつゆっくり巡るという、非常にシンプルなものでした。バスや徒歩を使いながらの移動は、早足ではなく、あえて時間をかけて街の空気を感じることができる大切な時間になりました。旅の最後には水戸駅近くの温泉施設でゆっくりと湯に浸かり、心身ともにリフレッシュできました。
また訪れたくなる、水戸という癒しの地
水戸市は決して派手な観光地ではありませんが、静かな時間と、やさしさに包まれた場所でした。一人旅だからこそ味わえる自由な時間、そしてふとした瞬間に心がほぐれていく感覚は、この地ならではの魅力です。次に訪れる時は、もう少し季節を変えて、また違う水戸の表情に出会いたいと思います。警備員という職業で日々緊張を抱えている私にとって、こうした旅のひとときが、何よりの癒しなのです。