福岡の警備員の一人旅No.276 福岡市に住む警備員の一人旅で訪れた群馬県嬬恋村の数多くの観光名所と心癒される風景と料理と天気とお土産と贅沢な旅行ルートの記録

旅行

福岡市に住む警備員の私は、日々の忙しさと夜勤明けの疲れを癒すため、一人でふらりと旅に出るのが密かな楽しみです。今回の目的地に選んだのは、群馬県にある高原の村「嬬恋村」。都会の喧騒から離れたこの静かな村には、心をゆるめる大自然、滋味深い料理、そしてどこか懐かしさを感じる風景が広がっていました。



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高原の風が迎えてくれる嬬恋村の絶景たち

嬬恋村に足を踏み入れた瞬間、胸いっぱいに吸い込んだのは澄みきった空気とやわらかい風の香り。周囲をぐるりと囲む山々は、まるで私を優しく包み込んでくれるようでした。特に「愛妻の丘」からの眺めは圧巻で、遥かに広がる浅間山と、その足元に広がるキャベツ畑の鮮やかな緑が心を癒してくれます。



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また、「バラギ高原」では高原ハイキングを楽しみました。小鳥のさえずりと足元に広がる野の花々が、一歩ごとに旅の心を和らげてくれます。湖面が鏡のように空を映す「バラギ湖」では、のんびりと釣りを楽しむ人々の姿が印象的でした。心がほぐれるとは、こういうことなのだとしみじみ感じました。



滋味深くてやさしい嬬恋村の料理

旅の楽しみのひとつは、その土地ならではの料理を味わうこと。嬬恋村では、地元産のキャベツを使った料理が数多くありました。中でも「キャベツメンチカツ」はサクサクの衣に包まれたキャベツの甘みが口の中に広がり、まるで自然そのものを食べているかのような優しい味わいでした。



また、温泉宿でいただいた「嬬恋キャベツのしゃぶしゃぶ」は、芯まで柔らかいキャベツを昆布出汁にくぐらせて食べる贅沢な一品。しゃぶしゃぶの湯気の中でキャベツの甘さがさらに引き立ち、心も体も芯から温まりました。



移ろう空の下で感じた嬬恋村の天気の癒し

私が訪れた日は、晴れたり曇ったりを繰り返す嬬恋村らしい天気でしたが、そのすべてが美しかったのです。晴れ間から差し込む陽射しが高原の草をキラキラと輝かせ、雲が山の稜線にふんわりと影を落とす様は、どこか絵本の世界に迷い込んだような幻想的な光景でした。

夜になると満点の星空が頭上に広がります。人工の光が少ないからこそ見える星の多さに、しばらくただ見とれてしまいました。天の川がくっきりと浮かび上がる空を見上げながら、自然と涙がにじむような、そんな深い癒しがありました。



心がこもったお土産に出会うひととき

嬬恋村のお土産もまた、素朴で温かみのあるものばかり。特に人気なのは「嬬恋キャベツせんべい」。ほんのりキャベツの香りがして、サクッとした食感がクセになる逸品でした。また、地元の牧場で作られたヨーグルトやチーズも、濃厚なのに後味はすっきりとしていて、旅の余韻を自宅でも味わえました。

さらに、地元の木工職人が作った手彫りのカトラリーやコースターは、旅の記憶を手元に残してくれる宝物です。どれもこれも、手に取るだけでふっと気持ちが和らぐような温もりが感じられました。



心ほどける嬬恋村への贅沢な旅行ルート

福岡市から嬬恋村へのアクセスは少し遠回りですが、その道のりさえも癒しの一部でした。まず福岡空港から羽田空港へ飛び、そこから新幹線で軽井沢駅へ。軽井沢駅からはレンタカーを利用して、のんびりと高原の風景を楽しみながら嬬恋村へ向かいました。

途中立ち寄った浅間牧場や、鬼押出し園なども旅のスパイスになりました。寄り道を重ねるたびに、心が少しずつほどけていく感覚がありました。一人旅だからこそできる、自分だけのリズムで進む時間。それはまるで、心の深呼吸をするような大切な時間でした。



おわりに

群馬県嬬恋村は、私のように日々の仕事に追われ、知らず知らずのうちに心が疲れていた人間にとって、まさに癒しの楽園でした。大自然の中で風を感じ、地元の食を味わい、星空を見上げながらゆっくりと眠る夜。その一つひとつが、忘れかけていた自分自身を取り戻す手助けになりました。

福岡市に戻った今も、あの風の匂いや、夕暮れに染まる高原の風景が、ふとした瞬間に心によみがえります。次の旅もまた、こうして心が求めるままに、静かで優しい場所へ向かって歩き出したいと思います。