福岡の警備員の一人旅No.173 福岡市に住む警備員の一人旅で出会った石川県野々市市の歴史と文化と温もりに触れながら観光名所と宿と料理と地酒とお土産を巡る癒しと感動の旅行ルートと能登半島地震を乗り越えた人々の力強さに心を打たれた旅の記録

旅行

福岡の警備員が選んだ癒しの旅先は石川県野々市市

日々の仕事に追われながら、ふと感じる「癒されたい」「静かな時間が欲しい」という気持ち。私は福岡市で警備員として働いていますが、そんな思いを抱えて一人旅に出ることがあります。今回訪れたのは、北陸の小さな町、石川県野々市市。静かな住宅街と歴史ある街並みが調和したこの町は、想像以上に心を満たしてくれる場所でした。

そしてこの町は、能登半島地震の影響を受けながらも、人々が力を合わせて前を向き、再び日常を築こうとしている姿がとても印象的でした。野々市市を訪れることで、旅の楽しさだけでなく「生きる力」までもらえた気がします。



歴史と文化が息づく野々市市の観光名所を巡って

野々市市は金沢市に隣接し、都市機能と落ち着いた町の雰囲気を兼ね備えたエリアです。まず訪れたのは、「野々市本町通り」。歴史ある建物が並ぶこの通りでは、昔ながらの風情ある町並みに包まれながら、のんびりと散歩を楽しみました。小さなギャラリーやカフェも点在しており、ゆったりとした時間が流れていました。

次に足を運んだのは「にぎわいの里ののいちカミーノ」。地元の食材を使ったレストランやショップが並ぶ複合施設で、地元住民とのふれあいもあり、温かい歓迎を受けました。また、「富奥八幡神社」では、旅の安全を祈願。神聖な空気の中で深呼吸すると、心の奥から落ち着きが広がっていくようでした。



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野々市市で宿泊した癒しの宿で心身をリセット

今回の旅で選んだ宿は、「ホテルルートイン金沢野々市」。ビジネスホテルながらも温泉大浴場があり、長旅の疲れをゆっくりと癒してくれました。館内も清潔で、スタッフの方々の対応も丁寧。大きなホテルではないからこそ、静かな空間で一人旅の良さを感じられる宿でした。

また、朝食は地元の味を取り入れたバイキング形式で、野菜のおひたしや加賀味噌を使った味噌汁など、優しい味に心まで温まりました。部屋の窓からは金沢平野ののどかな風景が広がり、早朝には美しい朝焼けを見ることができました。



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心に残る野々市市の料理と地酒の魅力

旅の最大の楽しみは、やはり地元の味を堪能することです。夕食は、地元の居酒屋「いちごいちえ」へ。新鮮な刺身や加賀野菜を使った天ぷら、そして冬季限定の治部煮など、北陸ならではの味を堪能しました。特に「のどぐろの塩焼き」は、外は香ばしく中はふっくら。まさに至福の一品でした。

そして欠かせないのが地酒。石川県の酒蔵から仕入れた「菊姫」や「手取川」は、料理と相性抜群で、ゆっくり味わうことで旅の余韻をより深くしてくれました。口に含むたびに、米と水の美味しさ、そして職人の想いが伝わってくるようでした。



お土産に込められた野々市市の温もり

旅の最後には、お土産選びも欠かせません。野々市市では、加賀友禅の小物や、九谷焼の箸置きなど、職人の技が光る伝統工芸品が魅力的でした。また、地元で作られている「ののいち味噌」や「地元産のはちみつ」など、暮らしに寄り添う食品も充実しています。

私が選んだのは、手作りの和紙ノートと、野々市の風景をあしらったマグカップ。どちらも、旅の記憶を日常の中で思い出させてくれるような、心のこもった品でした。



能登半島地震を乗り越えた人々の姿に学ぶ力強さ

野々市市もまた、能登半島地震による影響を受けながら、地域のつながりを強め、前向きに歩んでいます。街の掲示板には復興支援の案内があり、カフェや商店では「がんばろう能登」の文字が掲げられていました。

話を聞いた地元のご主人が言った「辛い時こそ、笑っていようと思うんです」という言葉が心に残りました。その言葉は、警備という仕事で多くの人と接する私にとっても、大きな励みとなりました。人は困難を乗り越えるたびに、強く、優しくなれる。そんな気づきを、この町の人たちはそっと教えてくれた気がします。



福岡から野々市市への旅のルートとスケジュール

今回の一人旅は、福岡空港から小松空港までの飛行機を利用しました。そこからはリムジンバスで金沢駅へ向かい、金沢駅から北陸鉄道で野々市駅へ。移動時間はスムーズで、乗り換えも少なく、ストレスのないルートでした。



旅のスケジュールは以下の通りです。

1日目
・福岡空港 → 小松空港 → 金沢駅 → 野々市市
・本町通りとにぎわいの里ののいちカミーノを散策
・ホテルチェックイン → 温泉でゆっくり
・地元居酒屋で夕食と地酒

2日目
・早朝の散歩と朝食
・富奥八幡神社で参拝
・お土産探しと地元カフェでひと休み
・金沢駅 → 小松空港 → 福岡空港



まとめ

福岡市に住む警備員として、日々の生活に追われるなかで訪れた石川県野々市市。そこには、歴史ある街並みと現代が調和した穏やかな空気、心温まる地元の人々、美味しい料理、そして地震を乗り越えた強さと希望がありました。

この旅を通して感じたのは、癒しとは静かな時間の中にあるのではなく、人とのつながりの中にあるということです。日常に戻った今も、野々市で出会った風景や言葉が、私の背中をそっと押してくれています。

忙しさの中にいる方にこそ、おすすめしたい。石川県野々市市の一人旅は、きっと心の深い部分に優しく届くことでしょう。