福岡の警備員の一人旅No.127 鹿児島県屋久島町で心と体を解きほぐす福岡市に住む警備員の一人旅の記録 〜観光名所と宿と料理とお酒とお土産とゆっくりとした時間の中で見つけた本当の癒し〜

旅行

日々の喧騒と緊張感の中で過ごす毎日。福岡市で警備員として働く私は、いつしか「自然の中で深呼吸がしたい」と思うようになっていました。そんなとき、ふと心に浮かんだのが、鹿児島県屋久島町。手つかずの大自然と、人の温もりが残るこの島は、心と体に深い癒しを与えてくれる場所でした。一人旅だからこそ味わえた静けさと贅沢。今回は、そんな屋久島町での癒しの旅のすべてをお届けします。



縄文杉を目指す、心と対話する登山道

屋久島に来たからには、まず外せないのが「縄文杉」。屋久島空港に到着後、宿で一休みしてから、翌朝早くに登山ツアーに参加しました。まだ薄暗い山道を、ガイドさんの話を聞きながら一歩一歩進みます。

登山道の途中には、「ウィルソン株」や「大王杉」「夫婦杉」など、自然の神秘を感じさせるスポットが点在しており、歩きながら心がどんどん洗われていくようでした。そしてようやく出会えた縄文杉。その静かで雄大な姿に、自然と涙がこぼれそうになりました。何百年、何千年とそこに立ち続ける命の重みに、自分の小さな悩みがすっと消えていくようでした。



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海と山に抱かれる、屋久島ならではの宿

今回泊まった宿は、「屋久島コテージ 森のこかげ」。名前の通り、森の中にひっそりと佇む隠れ家のような場所です。ログハウス風のコテージには木の温もりがあふれており、夜になると虫の声と風の音しか聞こえません。

宿のスタッフの方は皆とても親切で、地元の話を聞かせてくれたり、登山後の疲れを気遣ってハーブティーを出してくれたりと、心がじんわり温かくなりました。朝は鳥のさえずりで自然に目が覚め、カーテンを開ければ森の緑が広がっていて、「こんな朝を毎日迎えたい」と思わせてくれました。



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島の恵みが詰まった素朴で美味しい料理たち

旅の楽しみの一つ、食事も屋久島では格別です。夕食には「飛魚の塩焼き」や「屋久島産サバの味噌煮」「首折れサバの刺身」など、地元の海で獲れた魚がふんだんに並びました。特に首折れサバの新鮮さには驚きました。ぷりぷりとした食感に、口の中でとろける脂。醤油を少しだけつけていただくだけで、至福のひとときが訪れました。



また、「たんかん」を使ったデザートや、「屋久島産黒糖」を使ったプリンなどもあり、島の恵みがしっかりと感じられる優しい味ばかり。どれも体にすっと馴染むような、まさに“癒し”の料理でした。

自然と寄り添うお酒で、ほろ酔いの静かな夜

地元の焼酎も、旅の締めくくりに欠かせません。「三岳」「愛子」など屋久島の天然水を使った焼酎は、どれもクセが少なく、まろやかで飲みやすいのが特徴です。宿のデッキで星空を見上げながら、焼酎のグラスを傾ける時間は、静かで、深くて、何にも代えがたい癒しの瞬間でした。



風が頬を撫で、虫の音がBGMのように響き、ひとり静かにグラスを傾けながら「生きてるなあ」と実感する夜でした。

旅の記憶を持ち帰る、おすすめのお土産たち

屋久島で買ったお土産の中で特に印象的だったのは、「屋久杉工芸品」です。長い年月をかけて育った屋久杉の香りは、持ち帰ってもなお部屋に自然の気配を残してくれます。他にも「たんかんジュース」や「屋久島茶」、焼酎のミニボトルなども購入し、家族や同僚に配りました。

どれも、手に取るたびにあの屋久島の優しい空気を思い出させてくれる、大切な記憶のかけらです。



福岡から屋久島までの癒しルート紹介

私が辿った旅のルートはこちらです。

1日目:福岡空港 → 鹿児島空港 → 屋久島空港 → 宿にチェックイン → 近隣散策
2日目:縄文杉トレッキング(早朝出発〜夕方帰着)→ 宿でのんびり夕食と焼酎
3日目:白谷雲水峡散策 → お土産購入 → 屋久島空港 → 福岡へ帰路

移動は飛行機と、島内はレンタカーを利用しました。道路は整備されていますが、山道も多いため、ゆっくり安全運転を心がけました。何より、時間に追われずに自然と向き合えるこの旅のリズムが、とても心地よかったです。



おわりに

福岡での日常を一旦手放し、鹿児島県屋久島町で過ごしたこの一人旅は、思っていた以上に深く心を癒してくれる旅となりました。忙しい毎日では見過ごしてしまう「静けさ」や「自然の香り」、そして「人の優しさ」が、屋久島にはありました。



一人で歩いたからこそ見つかった景色があり、誰にも気を遣わずに感じられた安らぎがありました。これからも仕事に励む日々の中で、ふと思い出して力をくれる、そんなかけがえのない思い出です。



またいつか、この島に戻ってきたい。そんな風に心から思える旅でした。