福岡の警備員の一人旅No.123 福岡市に住む警備員の私が静かな癒しを求めて訪れた鹿児島県霧島市で出会った神秘の自然と温泉宿と霧島神宮と郷土料理と焼酎と優しさに包まれるお土産と心ほどける一人旅ルートのすべて

旅行

福岡市で警備員として働く私の毎日は、早朝から深夜までの勤務、そして常に気を張り続ける責任感との戦いです。そんなある日、ふと「どこか静かな場所で、ただ心を休ませたい」と思いました。日常から少しだけ離れ、自分の時間を大切にする旅がしたくなったのです。

選んだのは鹿児島県霧島市。温泉、山の景色、神秘のパワースポット、そして優しい人々。訪れる前から何か特別なものに出会える気がしていました。そして、その直感は見事に的中しました。心の奥から温まるような体験の連続に、ただただ「来てよかった」と思える旅になったのです。



霧島連山の懐に包まれて始まる癒しの時間

鹿児島中央駅で新幹線を降り、そこからは在来線に揺られながら霧島神宮駅へ向かいました。車窓から見える緑の山々、澄んだ空気、そして少しずつ都会の喧騒が遠のいていく感覚が、心をすっと落ち着かせてくれます。

駅に降り立つと、目の前に広がるのは霧島連山の壮大な風景。自然に囲まれたその地に一歩踏み入れた瞬間から、旅の癒しは始まっていました。



国内旅行の格安予約なら【ビッグホリデー】

霧島神宮で心を清める静かな時間

旅の最初に向かったのは、霧島を代表する神聖な場所「霧島神宮」です。朱塗りの本殿が深い緑の森の中にたたずむ姿は、まさに神秘そのもの。境内に入ると、木々のざわめきと鳥のさえずりが心地よく響き、まるで時が止まったような感覚に包まれます。

本殿で手を合わせ、日々の無事を感謝し、静かに目を閉じました。体の芯からすっと軽くなるような、そんな不思議な感覚に包まれました。長く張り詰めていた気持ちが、少しずつほどけていくのがわかります。



格安国内ツアーなら!エアトリ国内ツアー

癒しの宿「霧島温泉郷」で心と体をととのえる

宿は、霧島温泉郷の中でも人気の「旅行人山荘」に泊まりました。山の中に佇む静かな宿で、部屋の窓からは霧島の山並みが一望できます。チェックインしてすぐ、まずは温泉へ。

硫黄の香りが立ち込める源泉かけ流しの露天風呂に身を沈めた瞬間、全身の緊張がふっと緩みました。昼間の光の中で入る温泉も格別ですが、夜の露天風呂はまた格別。星がきらめく空の下、湯に浸かりながら遠くの山々をぼんやり眺める時間は、言葉にできないほどの贅沢でした。



地元の恵みを味わう 霧島の郷土料理と焼酎

夕食は、地元の食材を生かした会席料理。特に感動したのは、「黒豚の角煮」と「地鶏の刺身」。黒豚は箸で簡単にほぐれるほど柔らかく、脂は甘くて口の中でとろけます。霧島地鶏は歯ごたえがありながら臭みが一切なく、新鮮さが際立ちます。

そして、それに合わせていただいたのが「霧島焼酎」。私は芋焼酎の「黒霧島」をお湯割りでいただきました。ふんわりと香る芋の風味と、まろやかな口当たりが、冷えた体にじんわりと染み込みます。食事とともに味わうことで、旅の疲れがさらにほぐれていくのを感じました。



旅の記憶を持ち帰る 優しさに満ちた霧島のお土産

旅の最後には、霧島神宮の参道近くでお土産を選びました。一番気に入ったのは、霧島の天然水を使った「霧島茶」。上品な香りとすっきりした味わいが特徴で、家に帰った後もこの旅のことを思い出しながら飲めそうです。

また、「薩摩焼」の小皿や、「霧島高原まんじゅう」なども購入しました。どれも手作りの温もりが感じられ、持ち帰った瞬間からまた癒される、そんな品ばかりでした。



福岡市から霧島市への旅ルートと移動の心地よさ

福岡市から鹿児島県霧島市までは、新幹線で鹿児島中央駅まで行き、そこからJR日豊本線に乗り換えて霧島神宮駅へ。さらにバスやタクシーで宿へ向かうルートです。長時間の移動と感じるかもしれませんが、車窓からの景色を眺めているうちに、時間はあっという間に過ぎていきます。

途中で立ち寄った鹿児島中央駅の駅弁や、地元のお菓子をつまみながらの電車旅は、まるで子どもの頃に戻ったような懐かしさも感じられました。移動そのものが癒しの時間になる、それがこの旅の不思議な魅力でした。



心が静かにほどけていく旅 鹿児島県霧島市で得たもの

この霧島の旅は、私にとって「癒しとは何か」を改めて考えさせてくれる時間でした。誰かと話すこともなく、ただ静かに自然の中で過ごす時間。温泉に入り、美味しいものを食べ、風景を眺めるだけで、心はこんなにも軽くなるのだと気づきました。



霧島市の優しい空気、人の温かさ、そして自然の懐に包まれる感覚は、日常ではなかなか味わえないものです。今また現場に戻って働いている私ですが、ふとした瞬間に思い出すのは、あの夜の温泉と、星空の下で聞こえた静かな風の音です。



また必ず訪れたい。そう心から思える場所に出会えたことは、私にとって大きな癒しとなりました。霧島の優しさが、今も私の心の中で、静かに灯をともしてくれています。