福岡の警備員の一人旅No.79 福岡市の警備員が古代ロマンとグルメと地酒にドハマりして一人でニヤニヤしながら宮城県多賀城市を練り歩いた超濃厚爆笑旅レポート!縄文と牛タンと日本酒と時々迷子

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こんにちは、福岡市在住、警備員歴20年のワタクシ、吉田(仮名・50代・独身)です。日々、人の安全を守る崇高なお仕事をしている私ですが、ある日ふと思いました。「誰が俺の心の安全を守ってくれるんだ…?」と。

そんな思いつきから始まった、人生初の宮城県多賀城市一人旅。最初は「多賀城ってどこやねん」と思っていたのに、行ってみたらドハマり。まさか自分が古代遺跡にテンション爆上がりしたり、地元グルメで頬っぺた落としたり、酒蔵で浮かれて地元のおばちゃんに絡まれるとは、夢にも思っていませんでした。

今回はそんな、ちょっと不思議でめちゃくちゃ楽しい“多賀城市一人旅”の模様を、テンション高めでお届けします!


いざ出発!福岡から多賀城までの意外とスムーズな旅ルート

さて、まずはアクセスから。福岡空港から飛行機で仙台空港へビューンとひとっ飛び。そこから仙台駅までは仙台空港アクセス線でスーッと約30分。さらにJR東北本線で10分ほど揺られると、あっという間に多賀城駅に到着です。

「多賀城」と書いて「たがじょう」と読みます。これ、最初「たがしろ」って読んでたのは内緒です。駅前には「ようこそ古代の都へ!」と書かれた看板があり、「え、ここ平安時代の入り口?」とワクワクが止まりません。




まずは多賀城跡でタイムスリップ!史跡に興奮する警備員

さっそく向かったのが多賀城跡。ここは奈良時代に作られた東北の行政の中心地だったという、超歴史的な場所です。広〜い原っぱに石碑やら石段やらがポツポツ。最初は「ん?なんもないやん」と思いましたが、よく見たらそこかしこにロマンが詰まっているじゃないですか!

巨大な石碑の前では、「これは…日本のストーンヘンジでは?」と勝手に盛り上がり、遺構の一部を見ては「ここに昔、役人が座ってたんかも」と想像し、歴史好きの血がなぜか沸騰。

そして、なぜか全力で「多賀城の門の跡」を再現しながら写真撮影する私。通りすがりの中学生に笑われましたが、気にしません。


腹が減っては歴史も学べぬ!地元グルメに舌鼓

お腹が鳴ったので駅方面に戻り、地元の食堂に突撃!注文したのは、なんといっても牛タン定食です。仙台のイメージが強い牛タンですが、多賀城市にもめっちゃうまい店があるんですよ。

分厚いけど柔らかい、噛むほどに旨味がジュワ〜。麦飯にとろろをかけ、牛タンと一緒にかき込む瞬間はもう…ほぼ昇天。

さらに、魚介が豊富な地域ということで、アナゴ丼もいただきました。これがまたふわっふわで、甘辛のタレが絶妙。お吸い物まで優しくて、心の奥底まで癒やされました。




旅の後半は酒の力を借りる!地元酒蔵に突入!

午後はちょっとほろ酔い気分で向かったのが、地元の酒蔵。試飲コーナーで目を輝かせる50代警備員の姿は、もはやただの酔っ払いです。

「これは純米吟醸、こっちは大吟醸…あっ、こっちの香りはメロンっぽいですね!」と語る自分が、突然ソムリエ気取りになっていて怖い。

お店の人に「地元のつまみも一緒にどうぞ」と勧められ、しらすの塩辛をつまみにちびちび飲んでいたら、隣にいた地元のおばちゃんと謎の仲良しモードに突入。お互いの人生を語り合い、最後は「がんばんなよ、福岡の兄ちゃん!」と肩を叩かれました。


お土産選びも楽しい!笑えるものからガチ美味まで

帰りに寄った土産屋さんで大興奮!多賀城市のお土産は、地味に攻めてきます。

・多賀城遺跡せんべい(食べるのが惜しいほどリアル)

・縄文グッズ(なぜか土偶のマグネット購入)

・地元のお酒「多賀の夢」

・牛タンジャーキー(これ、ビール泥棒です)

・ゆるキャラ「たがたん」グッズ(カバンにつけました)

荷物がパンパンになりながらも、どれも捨てがたく、結局すべて購入。お財布は軽くなりましたが、心は重くなりました(満足の意味で)。




多賀城市の魅力は“ちょうどよさ”にある!

多賀城市は仙台の近くにありながら、静かで落ち着いていて、歴史と現代が絶妙に混ざり合ったまちです。観光客でごった返すこともなく、かといって寂しすぎるわけでもない。**ひとり旅にはピッタリの“ちょうどよさ”**があるのです。

歴史を感じて、グルメを楽しんで、人の温かさに触れて、お酒にほろ酔い。そんな旅が、まさかこの静かな町でできるとは…。


次は誰を連れてこよう…いや、また一人がいいかもしれない!

多賀城市は、賑やかな観光地ではありません。でも、だからこそ静かにじっくり、旅の魅力を噛みしめるには最高の場所です。

次は職場の後輩を連れて来るのもアリか…と思いつつ、やっぱりまた一人でふらっと来て、あの牛タンを黙って噛み締めたいなぁ…なんて思いながら、私は福岡への帰路についたのでした。


旅の終わりに一言。「多賀城市、クセになるぞ!」