福岡の警備員の一人旅No.78 福岡市の警備員が勢いだけで一人旅に出て寿司と神社とお酒に魅了され海の風に吹かれまくった宮城県塩竈市での爆笑と感動が交錯するグルメと絶景の旅レポート

旅行

こんにちは、福岡市で警備員をしている50代独身の男です。最近、立ちっぱなしの仕事にちょっと疲れを感じ、「そうだ、旅に出よう」と思い立ちました。特に理由はありません。ただ、無性においしい寿司が食べたかったのです。そしてたどり着いた先は――宮城県塩竈市

「しおがま?それって塩釜焼きの“塩釜”と関係あるんか?」などと軽い勘違いから始まったこの旅ですが、最終的には、笑いあり、涙あり、寿司あり、酒ありの素晴らしい一人旅となりました。

今回は、そんな私の塩竈市一人旅を余すところなくお届けします。さあ、皆さんも私と一緒に塩竈を満喫しましょう!


そもそも塩竈市ってどこ?から始まる旅

はい、正直に言います。私、塩竈市の場所、旅する前は知りませんでした。地図で調べて、「仙台のちょい東側じゃん!」と発見。福岡空港から仙台空港までは約2時間のフライト。そのあと仙台駅まで電車で移動し、そこからJR仙石線に乗って約30分。あっという間に塩竈市に到着です。

駅に降り立つと、港町特有の海風がビュンと吹いてきて、「あ〜旅してる!」という気分が一気に盛り上がります。警備服じゃないってだけで、テンション爆上がりです。




日本一うまい!?塩竈寿司を目指して朝から寿司屋に突撃!

塩竈といえば…なんといっても寿司の町!港が近いということで、とれたて新鮮な海の幸が盛りだくさん。というわけで、朝9時にはもう寿司屋の前に立っていました。開店前から並ぶ警備員(私)に、店員さんも「…早いですね」と苦笑い。

いざ、にぎり寿司を口に入れた瞬間――う、うまいっっっ!!ネタがぷりっぷりで、口の中でとろけるとはこのこと。マグロ、ホタテ、ヒラメ…どれもこれも新鮮そのもので、「あれ?ここ極楽?」と思ってしまいました。

私は思わず、「うますぎて、警備に戻れません!」と叫んでしまい、隣の観光客に二度見されました。


塩竈神社で運気チャージ!階段地獄の先にあった神々のパワー

お腹がいっぱいになったあとは、腹ごなしにちょっと運動…ということで訪れたのが鹽竈神社(しおがまじんじゃ)。ここがまた、すごい。なにがすごいって…階段がめちゃくちゃ多い!

しかもその階段、一段一段が高い!「これはもう修行だろ!」と息切れしながら登っていると、横をサクサク登る地元のおじいちゃん。「若いの、まだまだだな」とニヤリ。いや、私は若くないのよ、おじいちゃん。

しかし頂上にたどり着くと、そこには荘厳な本殿と、見下ろす景色にしばし無言。風が心地よく吹いてきて、神社の空気を全身で浴びる瞬間は、何かが洗い流された気がしました。厄年の念も吹っ飛んだ気がします(実際は2年前に過ぎてました)。




塩竈の港町をぷらぷら散策!レトロとモダンの融合が楽しい

神社で運気チャージしたあとは、塩竈の町をゆるりと歩いてみることに。これがまた、レトロとモダンが共存した不思議な街並みで、歩いているだけで楽しいのです。

昔ながらの魚屋さん、ちょっとシャレたカフェ、古い蔵をリノベーションしたギャラリー…いろんな顔があって、まさに「小さな発見の宝庫」でした。私はお土産に、「塩釜の塩」と書かれた木箱入りの塩を購入。「これで毎日、神の味が楽しめるぞ」と、ニヤニヤが止まりません。


地酒の誘惑に勝てず…酔いどれ警備員爆誕!

旅の楽しみといえば、お酒!塩竈には素敵な酒蔵がいくつもあるのをご存じでしょうか。私は「浦霞」で有名な佐浦酒造さんにお邪魔して、試飲を体験。

もうね、うますぎてビビりました。香りはフルーティー、口当たりはまろやか、でもキリっと切れ味鋭い。気づいたら、「これはお土産用です」と言いながら3本買っていました。

夜は宿で、その日本酒をちびちびやりながら、昼に買った干物で晩酌。最高すぎる。なんで今まで塩竈に来なかったんだ俺は…と、しみじみ反省しながら、ほろ酔いで布団にバタリ。夢の中でも寿司が回ってました。




お土産天国!地元愛あふれるユニークな商品がずらり

翌日は、お土産タイム。塩竈駅前や港近くのお土産屋さんには、地元愛あふれるグッズがたくさん並んでいました。

・塩竈の藻塩(上品な塩味で料理が格上げ)

・浦霞の酒ケーキ(しっとりうまし)

・海鮮せんべい(エビの香りが鼻孔を直撃)

・塩竈神社のお守り(健康・金運・恋愛すべてゲット)

・謎のマグロマスコット(名前はマグタロー)

財布の紐がガバガバになった私は、リュックがパンパンになるまで買いまくりました。帰りの飛行機で重量オーバーを心配するほどに。


塩竈市までの旅ルートと裏技紹介

旅のルートとしては、福岡空港→仙台空港(飛行機で約2時間)、仙台空港→仙台駅(アクセス線で30分弱)、仙台駅→本塩釜駅または東塩釜駅(JR仙石線で30分前後)という感じです。

おすすめは、ICカード対応の乗り継ぎを使って移動がスムーズなルートを選ぶこと。また、寿司屋は人気店が多いので、平日早めの時間帯に行くのがベストです!


宮城県塩竈市は笑って食べて登って酔ってまた食べる最高の旅だった

警備員という仕事柄、日常ではなかなか味わえない“自由気ままな時間”を、私はこの塩竈市で満喫しました。

絶品の寿司、歴史ある神社、風情ある港町、心あたたまる人々、そして何より、お酒と笑いが溢れる旅。ひとり旅って、こんなに楽しいんだ!と叫びたくなるような体験でした。

福岡からちょっと足を伸ばせば、そこには別世界が広がっています。皆さんもぜひ、宮城県塩竈市へ旅してみてください!胃袋と心が、きっと大満足するはずです!


次は誰かを連れて来たいな…いや、やっぱりまた一人で来ようかな?そんなことを考えながら、私は再び警備員として福岡の街へ戻っていきました。