福岡の警備員の一人旅No.77 福岡市在住の警備員が一人で旅立ち日本三景の絶景に感動し牡蠣を食べ過ぎて苦しみながらも宮城県松島町で絶品グルメとお酒とお土産を堪能し船酔いと戦いつつ大満足した珍道中レポート

旅行

こんにちは!福岡市で警備員をやっております、50代独身男子です。勤務中は「立つ」「見る」「声を出す」の三拍子で日々が過ぎていく毎日。そんな私がふと思いました。「松島って日本三景のひとつらしいけど、行ったことねぇな…よし、行くか!」

そんな軽いノリで始まった一人旅。しかし、行ってみたら想像をはるかに超える感動と腹いっぱいの牡蠣、謎の乗り物酔い、そして心洗われる景色に泣きそうになるという、何とも盛りだくさんの旅になりました。

この記事では、その全貌を余すことなくお届けします!笑いながら読んでいただければ幸いです。


松島へ行く前に、そもそも松島ってどこ!?から始まった男の旅

私の旅は「そもそも松島って何県?」から始まりました。はい、地理がちょっとアレなんです。でも調べたら、宮城県にある、しかも「日本三景」の一つ!そんなにすごいとこなら、行ってみる価値アリアリ!

福岡空港から仙台空港へ飛行機でビューン。そして、仙台駅から電車で40分ほどで松島海岸駅に到着。駅を出た瞬間に潮の香りがフワッと鼻をくすぐり、「ああ、旅に来たんだなぁ」としみじみ実感。空気がもう、観光地なんです。なんだこの清らかなオーラ!




まずは湾内クルーズで松島の島々に圧倒される

松島といえば、大小260余りの島々が浮かぶ絶景!これはもう、船に乗らねば話になりません。ということで観光船に乗船。が、ここで事件発生。私、軽く乗り物酔いする体質だったんです。

でも心配無用!湾内はとっても穏やかで、まるで水面をすべるような感覚。遠くに見える小島たちはどれもユニークな形をしていて、「あれ、ナスに似てない?」「いやあれはタツノオトシゴだ!」と、一人で勝手に盛り上がっておりました。周囲のご夫婦にはちょっと引かれましたけどね。

松島の島々を見ながら、カモメがバサバサ飛んでくるという演出つき!えびせんをかざすとカモメが空中キャッチ!おっさん一人でキャーキャー言ってました。クルーズ、超楽しい!


牡蠣だらけの食堂に飛び込み、完全に食べ過ぎる

松島といえば、何と言っても牡蠣!生牡蠣、焼き牡蠣、蒸し牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣ごはん…まさに牡蠣ワンダーランド。

私は牡蠣食べ放題のお店に突撃。制限時間45分でひたすら牡蠣を食べるという、胃袋と根性の勝負。最初は「余裕っしょ!」と調子に乗ってバクバク食べたものの、途中から「ん?…胃が…重い…」という展開に。

けれども、ふっくらジューシーな牡蠣の旨味は忘れられません!牡蠣ってこんなに甘いの?という驚き。そして最後には牡蠣の味噌汁でしめ。ふぅ〜、まさに牡蠣に溺れた時間でした。




瑞巌寺で仏の気配に震え、洞窟で悟りを開きかける

牡蠣でお腹がパンパンになったあとは、腹ごなしに散策。訪れたのは松島が誇る名刹「瑞巌寺」。伊達政宗公ゆかりのお寺で、荘厳な雰囲気が漂っています。

本堂に入ると、木の香りと静けさに包まれ、普段ガサツな私も思わず背筋をピンと伸ばしてしまうほど。畳の上で正座してみたり、天井の絵を見上げたり、修学旅行の学生に混じって仏像を見つめて「ありがてぇ…」とつぶやいたり。なぜか涙がじわり。お腹いっぱいだったせいか、精神が研ぎ澄まされた気がします。

敷地内の洞窟群「洞窟群窟堂(ぐつどう)」にも寄ってみました。岩をくりぬいたような不思議な空間に仏像が並び、まさに異世界。ここで悟りでも開けそうな気分に…なったけど、蚊に刺されて現実に引き戻されました。ちくしょう。


甘味天国!ずんだスイーツと宮城の地酒に身を任せる夜

旅の夜といえば、甘いもんとお酒!松島にも甘味処がたくさんありました。中でも気に入ったのは、ずんだ餅パフェ。ずんだのつぶつぶ感とアイスクリームのコラボがたまらん!一人で「うめぇうめぇ」とつぶやきながらペロリ完食。

そして夜は宿のバーで地酒タイム。松島ビールに始まり、宮城の銘酒「一ノ蔵」や「浦霞」をちびちびと。お酒の香りが優しくて、酔いも穏やか。隣のおじいちゃんに「一人旅ですか?」と話しかけられ、まさかの人生相談タイム突入。警備員人生の悩みまで聞いてもらいました。

宮城のお酒、心も体もぽっかぽかにしてくれます。




お土産で荷物がパンパンに!ずんだからカモメグッズまで何でもあり

旅といえば、お土産タイム!松島のお土産屋さんには、実にバラエティ豊かな商品が並んでいます。

・ずんだ餅(定番中の定番)

・牡蠣の燻製(酒に合いすぎ注意)

・カモメのプリントTシャツ(ちょっとダサくて逆に良い)

・政宗公キーホルダー(福岡でも主張してくる)

・海苔せんべい(割れてもしょっぱい愛)

あれこれと手に取り、気づけばリュックがはちきれそうに。駅のロッカーに詰め直す羽目になりました。


福岡から松島までの行き方と裏技ポイント

福岡空港から仙台空港までは飛行機で約2時間。その後は仙台駅へアクセス線で移動し、JR仙石線に乗り換えて「松島海岸駅」まで行けばOK。乗り換え含めても合計3時間ちょっとで日本三景にたどり着けるなんて、すごくないですか?

おすすめは平日の朝便利用。空いてるし、到着してすぐ観光を始められます。また、仙台泊にして松島は日帰りでも楽しめるので、時間のない方にもぴったり!


松島町は笑って泣いて食べて酔って感動できる最高の一人旅スポットだった

今回の旅で感じたのは、「一人旅でもこんなに楽しめるんだ!」という驚き。松島町は海の美しさ、歴史の深さ、グルメの豊かさ、人の温かさ、すべてがギュッと詰まった場所です。

牡蠣に満たされ、ずんだに癒され、仏像に見守られ、カモメに餌を奪われながら笑い続けた二日間。ああ、これが旅ってやつか…としみじみ噛みしめた私でした。

皆さんもぜひ、福岡からちょっと足を伸ばして、宮城県松島町へ行ってみてください!笑って泣いてお腹いっぱいになれること、間違いなしです!


「また来るぞ、松島ーーーっ!!」

と、駅のホームで叫びそうになったのは、ここだけの話です。