こんにちは!福岡市で働く現役バリバリの警備員、50代独身男子です。普段はショッピングモールの出入口で「いらっしゃいませ」と「お気をつけてどうぞ」を繰り返す日々。そんな私が長年の夢だった宮城県仙台市へついに一人旅を決行しました!しかも無計画の自由旅。
「牛たん食べたい」「政宗公に会いたい」「杜の都ってなんだかオシャレな響き」という思いつきレベルの動機から始まりましたが、旅はそんな勢いがあった方が楽しいもの。途中、笑いあり、涙あり、そして思わぬ感動ありの旅になったので、この記事でとことん紹介していきます!
やって来ました!伊達男と牛たんの聖地、仙台!
福岡空港から飛行機でひとっ飛び、約2時間で仙台空港に着陸。そこからはアクセス線で仙台駅へ直行。駅に降り立った瞬間、「あ、空気が違う」と直感。福岡も悪くないですが、仙台の空気は透明度が高いというか…鼻の穴が喜んでいました(謎)。
まず最初に迎えてくれたのは、でっかい「伊達政宗」像のポスター。テンション爆上がりで、「政宗さまぁああ!」と心の中で叫びながらセルフィーを撮ろうとしたら、まさかのスマホ電池切れという幕開け。旅の先行きが不安すぎますが、こういうアクシデントも旅の醍醐味!

最初に目指すは…牛たん!胃袋の準備はできている!
仙台に来たらまずはこれ!牛たん食べなきゃ話になりません。有名店「利久」で肉厚の牛たん定食を注文。目の前に現れたその厚み…「これ、ちょっとしたソールですよ!」ってくらい分厚い。ひと口食べると、表面はカリッと香ばしく、中はふわっとジューシー。
麦飯と一緒にかき込んで、「ウマッ!」と声が出たのですが、隣のカップルに笑われました。いいんです、私は一人旅。恥はかき捨てスタイルで行きます!
青葉城跡で政宗公とご対面…のはずがまさかの筋肉痛!
仙台駅からバスに揺られて到着したのは青葉城跡。ここにはあの有名な伊達政宗公の騎馬像があるのです。坂道を登るのですが、これがまた地味にキツイ。普段警備で立ち仕事してるとはいえ、運動不足がたたってヒィヒィ言いながら登頂成功!
そして目の前に現れた政宗公の像!いや~これがまたカッコイイ!兜の三日月、姿勢の美しさ、馬の躍動感…全てが完璧。「政宗公~っ!」と心で叫びながら、何枚も写真を撮影…しようとしたら、またしても充電切れ。なぜ私は旅に出る時にモバイルバッテリーを忘れるのか。
でも、景色は本当に素晴らしく、仙台市街が一望できます。歴史の香りを感じながら、風に吹かれて政宗公に思いを馳せる…そんな自分に酔っていたら、蚊に刺されました。旅はやっぱり現実的。

仙台の復興パワーに胸が熱くなる。人の温かさに泣いた夜
仙台といえば、忘れてはいけないのが2011年の東日本大震災。市内のあちこちには震災関連の展示や復興への取り組みが紹介されていました。訪れたのは震災遺構 仙台市立荒浜小学校。津波で被災した校舎がそのまま保存されていて、現地ガイドさんの話を聞きながら当時の様子を知りました。
「怖かったけど、支え合って乗り越えた」という言葉に、涙がこぼれそうに。派手な観光だけでなく、こういう現実にも触れられるのが旅の大切な部分だと感じました。そして、そこから立ち直り、街が活気を取り戻している様子に心から「すごい」と思いました。人の強さ、優しさに打たれました。
夜は地酒とずんだの狂宴!福岡男子、酔っぱらうの巻
しんみりした気分のまま夜を迎えるかと思いきや、旅の本能が「飲め!」と叫びます。というわけで、仙台駅近くの地酒バーへ突入。出てくる出てくる、日本酒のオンパレード!「浦霞」「乾坤一」「雪の松島」など宮城を代表する地酒を一通りいただきました。
どれもクセがなく、スッと入ってくるのに後からパンチ力抜群。おつまみは、なんとずんだ餅の揚げ出し風。甘いと思ったらしょっぱい!甘じょっぱい!口の中がパーティー状態に。
酔った勢いで隣の常連のおじさんに「牛たん最高っすね!」と話しかけたら、「あたりまえだべ!」と笑われ、気づけば仲良くなっていました。仙台の夜、人も酒も温かい。

仙台駅でお土産バトル!あれもこれもカゴにぶち込む!
旅の締めはもちろんお土産。仙台駅の地下にあるお土産ストリートはまさに戦場。萩の月はもちろん、ずんだシェイクまでテイクアウトして持ち帰りそうになりました。
笹かまぼこは10枚入りを2パック購入。親戚用に伊達巻風チーズケーキ、同僚用に牛たんジャーキー。そして、自分用にはなぜか「伊達政宗のミニ甲冑キーホルダー」と「牛たん味の柿の種」。もうスーツケースがパンパンです。チェックイン時、係の人に「ずいぶん買いましたね」と苦笑されました。
福岡からのアクセスと旅の裏技もご紹介!
福岡空港から仙台空港までは、直行便が出ています。所要時間は約2時間。空港から市内までは電車で25分と、とてもスムーズです。
また、時間に余裕があるなら、博多から東京まで新幹線で行き、そこから東北新幹線で仙台に向かうルートもアリです。駅弁を楽しみながらゆったり移動できますし、途中で寄り道するのも楽しい旅のスタイルですよ!
最後に。仙台はただの観光地ではなく、パワーをもらえる場所だった
今回の仙台一人旅、ただ牛たんを食べて酒に酔っただけ…ではありませんでした。震災を乗り越えた人々の姿、復興への努力、そして今のにぎわい。すべてが一体となって、旅人の心を打つのです。
笑って、食べて、泣いて、感動して。これぞ旅の真骨頂。福岡からはちょっと遠いけど、心の距離は一気に近くなりました。
次は、松島や石巻、鳴子温泉など、もっとディープな宮城も攻めたいと思います。そして今度こそ、政宗公とのツーショットを完璧に撮ってやります!
仙台よ、本当にありがとう。
そしてこの記事を読んでくれたあなた、旅に出たくなったでしょう?
福岡発の一人旅でも、宮城県仙台市はめちゃくちゃ楽しめますよ!