福岡の警備員の一人旅No.67 福岡市の警備員が思いつきで一人旅に出て愛知県春日井市のサボテンと絶品料理と地酒とお土産に爆笑しながら振り回された奇跡の旅行記

旅行

福岡市で警備員として勤務しているケンジ(42歳・勤務歴15年・愛称“ケンちゃん”)。平和な毎日、交代勤務、いつものカップ麺。そんなある日、夜勤明けの朝5時、彼の心に突如火がついたのです。

「俺、旅に出る。春日井に行く!」

え?春日井?なぜ?どこ?一瞬の衝動で検索して出てきた「サボテンの町、愛知県春日井市」にケンジの心はロックオン。気がつけば飛行機の予約画面を前に、「予約完了」のボタンを押していたのでした。

春日井ってどこですか?から始まる冒険の幕開け

まずケンジは、春日井の場所をGoogleマップで確認するところからスタートしました。愛知県の北部、名古屋から電車で20分ほど。

「近い!これはラク勝ちの旅だな」と油断していたケンジ、いざ名古屋駅で迷子になります。何線?どこ?名鉄?JR?混乱しながら駅員さんに聞いてなんとか春日井駅にたどり着きました。

到着早々、町の空気がどこか“ほんわか”していることに気づきます。「う〜ん、春っぽい……って春日井だけに!」と誰も聞いてないのに声に出して自爆。警備員、春のテンションです。

サボテンと和解する男

春日井といえば、まさかのサボテン!なんと全国有数のサボテン生産地なのです。

「サボテンって観賞用でしょ?」と思っていたケンジ、地元の直売所に行って驚愕。「サボテングルメ」なるものがゴロゴロあるじゃないですか!

サボテンカレー、サボテンアイス、サボテンうどんまで!「どんだけサボテン推しなんだこの町は!」と叫びながらサボテンアイスを実食。

……おいしい。爽やかでほんのり青っぽい風味がクセになる。サボテンと完全に和解した瞬間でした。



味噌と地酒で胃袋が春日井に恋をする

次に訪れたのは、地元の定食屋さん「春日井食堂(仮名)」。ここで出てきたのは春日井名物「味噌とんちゃん定食」。

濃厚な八丁味噌だれで煮込まれたとんちゃん(豚ホルモン)に、ごはんが止まらない!「うまい!箸が止まらん!警備どころじゃない!」と謎の感想を連発。

さらに、店主おすすめの地酒「春風酔」を一杯。フルーティーなのにガツンと来る喉越しに、思わず「これは職場に持ち込みたい」とつぶやき、即却下されました。



春日井散策でまさかのサボテン神に出会う!?

お腹も満たされ、続いて向かったのは「春日井市都市緑化植物園」。ここは地元民の憩いの場であり、なんとサボテン温室まで完備されています。

温室で出会った巨大サボテンを前に、「おぉ…こいつはラスボス級…」と勝手にボス戦を妄想していたら、地元の園児たちに笑われました。

「おじさん、サボテンと戦ってるの?」という純粋すぎる問いに、「今、和解したとこです」と答える大人・ケンジ。さすが警備員、対話重視です。



お土産はもちろんサボテン!だけじゃなかった

春日井駅前のお土産コーナーで、お土産選びにも熱が入ります。

・サボテンのクッキー ・サボテンせんべい ・謎のサボテンマスコット「サボちゃん」 ・地酒「春風酔」ミニボトル

そして、春日井名物「ういろう」もゲット。「これ、名古屋じゃないの?」と思いつつ、「まぁ近いからいいや!」の精神で購入。

自宅用に買ったサボテンカップ(なぜか目がついてる)をスーツケースに入れた瞬間、「あ、割れたかも」と青ざめる警備員。無事でした。

ケンジの春日井一人旅ルートをざっくり紹介

1日目:

  • 福岡空港から中部国際空港へ

  • 名古屋経由で春日井駅へ

  • サボテン直売所で驚愕

  • サボテンアイスで覚醒

  • 味噌とんちゃん定食で昇天

2日目:

  • 植物園でサボテン神と対話

  • サボテン土産で爆買い

  • 地酒でほろ酔いの帰路

まとめ サボテンと笑いに満ちた春日井市、警備員の心に春が来た!

春日井市はただのサボテンの町ではありませんでした。人情、笑い、美味、そして癒やし。すべてが詰まった最高の町。

ケンジは帰りの飛行機で、買ったサボテンマスコットを膝に乗せてつぶやきました。

「次はどこの町でやらかそうかな…」

全国の町よ、警備員ケンジがそちらに向かう日も近いかもしれません――!