福岡市で警備員をしているケンジ(43歳・夜勤担当・趣味は自販機巡り)。
ある日、夜勤明けにふらっとスマホで「面白そうな町ないかな〜」と検索していたら、目に飛び込んできたのが愛知県瀬戸市。
「せとものって、あの“せともの”?」「焼き物ばっかりの町ってこと?」「そんな場所に行ってどうするんだオレ!」
と一度は思いつつも、気づけば飛行機を予約していた。
この旅が、腹筋崩壊&胃袋崩壊のとんでも旅行になるとは、そのときのケンジはまだ知らなかったのです…。
福岡空港から愛知へ!飛行機で空の旅、電車で迷子の旅
まずは福岡空港から中部国際空港へビューン!
飛行機の中で隣の席のおばあちゃんと意気投合し、瀬戸市の情報を教えてもらってテンションアップ!
到着後は名鉄と地下鉄を乗り継いで、名古屋から名鉄瀬戸線に乗って終点の尾張瀬戸駅を目指します。
「名鉄瀬戸線の終点って、なんか旅の終わりみたいでカッコよくない?」とか思ってたら、
方向を間違えて赤池行きに乗ってしまい、見事に30分ロス。
「警備員なのに方向オンチ」と自虐しつつ、やっと尾張瀬戸駅に到着しました!
瀬戸蔵ミュージアムでせともの沼に落ちる
到着してまず向かったのは瀬戸蔵ミュージアム。
ここでは瀬戸の焼き物文化や、昔の街並みが再現されたジオラマを楽しめます。
「わ〜、昭和の町並みだ〜!」とテンション爆上がりのケンジは、
なぜかジオラマの中に自分も入っている妄想を始め、
「いらっしゃい、ラーメン一丁!」とひとりで屋台ごっこ。
スタッフさんに「あの〜、展示品にはお手を触れずに…」と注意され、しょんぼり。
でも気持ちはすっかり陶芸男子です!
陶器市でまさかの爆買い!カップだけでリュックがパンパン事件
次に訪れたのは、ちょうど開催されていたせともの祭!
焼き物の露店がズラリと並び、どれもこれも個性的でオシャレで「全部欲しい!」状態。
勢いでコーヒーカップ3つ、ラーメン丼2つ、小皿5枚を購入。
「え?これ全部自分用?」「いやいや、職場で“瀬戸の器”ってドヤる用です!」
…と自分に言い聞かせながら、リュックがカチ割れそうになるほど詰め込みました。
瀬戸焼きそばがうますぎて涙が出る
歩き疲れたので、商店街の屋台で瀬戸焼きそばをゲット!
普通の焼きそばかと思いきや、豚肉と濃いめの醤油味がガツンと来る独特の風味。
「うわっ…なんだこの懐かしい味は…!」としみじみ感動し、立ち食いしながら目を潤ませる警備員一人。
通りすがりの高校生に「なんで泣いてんの?」と聞かれ、「うまさのせい」と返すと、「瀬戸愛すごっ!」と褒められました。
酒蔵で出会った“瀬戸の神酒”と警備員の夜
夕方、地元の酒屋でおすすめされた地酒**「瀬戸の月」**を試飲。
ほんのり甘くてキリッとした辛口、まさに警備明けの体に沁みる味…。
「うわ〜、コレはヤバい」となり、2本購入してホテルへ。
夜はコンビニおつまみとともに、瀬戸の月をちびちび飲みながら、
「この酒が守ってくれる気がする…」と謎の安心感を得て、爆睡しました。
お土産選びが大混乱!やきもの?やきまんじゅう?どっちが焼いてるの?
翌日はお土産選び。
焼き物の町だけあって、お土産も焼き物だらけ。
● 猫の箸置き
● おしゃれな豆皿
● そして謎の「やきまんじゅう(陶器じゃない)」
「やきまんじゅうって、陶器?違う?食べ物?おもちゃ??」と混乱しながらも購入。
職場で配ったら、「食べられないと思って飾ってた」と同僚に言われました。笑
ケンジの瀬戸満喫ルートまとめ
1泊2日で満喫したケンジの瀬戸ルートをざっくりまとめると…
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福岡空港から中部国際空港へ
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名鉄と地下鉄を乗り継いで尾張瀬戸駅へ
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瀬戸蔵ミュージアムで昭和にタイムスリップ
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せともの祭で陶器を爆買い
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瀬戸焼きそばで涙腺崩壊
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地酒「瀬戸の月」で極楽
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お土産で混乱しつつも爆笑
陶器と人情と笑いにあふれた町、瀬戸。
ケンジの心にも“瀬戸物のようなぬくもり”がしっかりと刻まれたのでした。
まとめ!瀬戸市、陶器と笑いで人生に彩りをくれる最高の町だった!
福岡に戻ったケンジは、購入した器でインスタントラーメンを食べながらこうつぶやきました。
「この器で食べると、ラーメンも旅の味がするなぁ…」
ありがとう瀬戸市。次はろくろ体験に挑戦しに、また行きます!